youtube 電話 お問い合わせ

結婚・再婚したい60代・70代向けお見合いプロフィールのポイント

こんにちは、東京・銀座で30年、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。

他社の結婚相談所の60代の男性の方から、ブライダルゼルムの女性会員様に、お見合いの申し込みをいただきました。プロフィールの内容を確認してみると、プロフィールの内容がとにかく薄く、お見合いをおすすめした方が良いのかなど、判断材料になる事が何も記載されていないのが気になりました。

年金生活世代のため、この世代の男性の年収が『200万~300万』と記載されていること自体は珍しくありません。

定年前はどんな仕事をされていたんだろう?資産も何も書いていないけど、持ち家はないのかしら

男性側の結婚相談所にお問い合わせしてみたら、持ち家がある方でした。他にも「こんなにおすすめできるポイントがある男性なのに、こんなプロフィールじゃお見合い自体が成立しないのでは・・・もったいないな」と感じてしまう点が多々ありました。

最近、このようなお問合せをお相手結婚相談所にする場面も多く、残念な気持ちになります。

若い世代と60代・70代のシニア世代の婚活サポートは、まったく異なります。手をかけなければ決まらないのが、中高年・熟年シニア世代の婚活であり、プロフィール作りにも大切なポイントがあります。

お見合いがなかなか決まらないとお悩みの男性は、プロフィールが上手く作りこまれていない可能性もあります。今回は、『シニア世代のお見合いプロフィール』についてがテーマです。

60代・70代のお見合いプロフィールのポイント

年収・仕事について

60代・70代の方は、長く生きてこられた分だけ、人生にも物語があります。特に男性のプロフィールは『過去』に触れて『今・現在』の事を知りたいところです。

60代になり年金生活になると、現役当時は年収1000万の男性も、年収500万の男性も、プロフィール上は「200万~300万」という表記が一般的な年収の表記になります。女性も収入だけの数字で男性を判断しない方が良いのはもちろんの事、収入格差が目立たなくなる分、年収の数字だけでお見合いをするかのどうかの判断がしづらいのです。

  • 定年退職された男性は、現役の時はどんなお仕事をしてきたかを本人メッセージか相談室PRに記載する。
  • 現役の人は今の職場は何歳まで働ける予定なのかを記載すると◎
  • 年金以外の収入がある男性は、収入についての内訳をできればわかりやすく記載すると◎
  • 女性の場合、今の仕事を続けたいのか、お相手次第なのか、辞めたいのかなど意向はある程度書いておいた方が◎

家・住まいについて

シニア世代の女性が、プロフィールで重要視している項目は、年収よりも『持ち家』です。

一番理想的なのは、結婚後に新居を購入予定の男性。あるいは、いつでも女性を受け入れる態勢が整っている男性の場合ですと、成婚退会後もスムーズに進展します。

持ち家がある方は、『駅徒歩〇分』『何坪』『築何年』などの魅力的な情報は、プロフィールに記載したいところです。

一方で、女性に持ち家があり「男性さえよかったら、うちに一緒に住んでも良いと思っている」という方は、持ち家がなく購入も難しい男性からしてみれば、大変ありがたい情報でもあります。

ご両親について

もうすでに、ご両親が他界されて身軽な方は、こちらの項目はスルーしてください。

60代・70代の方は、当たり前ですが、85歳以上のご高齢の親御さんがいらっしゃる世代です。

同居家族に高齢の親御さんがいらっしゃる場合は、「自分も介護の手伝いをすることになるかもしれない」と、お見合い前から負担に思われる方もいらっしゃるでしょう。老人ホームに入所している場合は、家族欄の備考の項目に記載すると◎です。ご家族との距離感や向き合い方など、プロフィールを見る側が余計なイメージを持たないように配慮した記載が大切です。

お見合い写真

言うまでもなく、お見合い写真は、プロフィールの中で1番大切な部分です。

男性は、スーツもしくはジャケット着用で普段着NGです。60代・70代男性のお見合い写真は、ラフな服装で、「結婚相談所の事務所内で撮影されたんだろうな」というプロフィール写真の方が本当に多いです。

女性はスタジオ撮影が必須です。白やピンクの明るいカラーのお洋服で。明るさや女性らしい柔らかな雰囲気のお写真を撮りましょう。ご自分で良いと思ったお写真でも、アドバイザーがNGといったお写真は素直に撮り直した方が良いです。

また、スタジオ選びも実は重要です。結婚相談所がおすすめした写真スタジオ以外で撮影された方々も、「最初から面倒くさがらず、言われた通りここで撮れば良かった」と、結局、撮り直しされる会員様が多いです。

「近くて手軽だから」と近所の写真館で撮影された方は後で後悔しています(汗)。婚活写真を得意とするスタジオにおまかせするのが良いです。

下記の、過去記事でご成婚退会された女性は、活動期間5ヶ月で、3回もお見合い写真を撮影する羽目になりました。

過去記事:70代でも結婚相談所でご成婚!72歳女性のお見合い婚活体験談

というのも、一回目は、スタジオで撮影したものの、スーパーに買い物にいくようなカジュアルな服で、髪も染めておらずほぼ普段着。二回目は、服装やメイク・髪型は整えたものの、自宅で撮った暗い印象のお写真・・・。

「このお見合い写真では戦えない。きちんとアドバイスを生かしてほしい」と、実際にお見合いが成立しない現状から、三度目の正直でやっとオーダー通りの写真が仕上がり、そこからお見合いを組めるようになり、半年足らずで成婚退会することができました。

60代・70代の方は若い世代より会員数が多くない分、お見合いを申し込める会員の方が、希望にあわせて『選び放題』というわけにはいかないかもしれません。万全なプロフィールで婚活に取り組んでいただくために、お写真撮影は大切な第一歩として考えていただきたいです。

その他記載した方が良いポイント

お見合い可能な曜日

平日もお見合い可能ならば、プロフィールに記載されると、土日休みではない方からもお見合いの申し込みが届きやすいです。人によっては、お仕事をされている方、週2~3ペースでアルバイトされている方、毎日お休み状態の方など、様々な方がいらっしゃるので、お相手が参考にしやすいように、お見合い可能な曜日を書いておくと◎です。

できれば希望したいお見合い場所

方向音痴な方や、土地勘のない場所に出かけることが苦手な方など、『銀座・東京エリアでお見合い希望』など、プロフィールに記載しておくと、お見合い場所を決める際にスムーズです。

しかしながら、希望エリアを記載してしまうと、出会いの間口を狭めてしまう可能性もありますので、できるだけ柔軟に対応はしていただきたいです。

まとめ

熟年世代のお見合いプロフィールのポイント、いかがでしたでしょうか。

お相手が知りたいであろう情報を記載するべきで、人柄や価値観などが本当に合うかどうかは、ご当人同士が直接お会いしてみないとわかりません。婚活がうまくいかないとお悩みの方は、今回お伝えしたポイントをご参考に、ご自身のプロフィールを見直してみると良いでしょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり17年。シニア世代の婚活を中心に様々な情報を本ブログにて発信中。昨今はシニア婚活有識者として、様々なメディアでも話題。『現代ビジネス』田原総一朗氏との誌上対談、女流作家中村うさぎ氏との対談のほか、女性紙でのコラム執筆など、メディア取材履歴はこちら

プロフィールページ