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結婚相談所で成婚退会された50代・60代カップルの婚約指輪事情をご紹介

こんにちは、東京・銀座で31年、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。

一般的には、「結婚相談所で成婚退会したら、婚約指輪が必要。」なんとなくこのようなイメージをお持ちな方が多いと思います。でも実際は、今は若い世代でも婚約指輪は必要ないと考えているカップルもいらして、そんな中でも、50代・60代の場合はどうなのか?シニア世代は、婚約指輪や結婚指輪についての考えも異なるものなのです。

  • 熟年婚活でも、結婚相談所での出会いだから、婚約指輪は必要?
  • 成婚退会した他の人はどうしている?
  • 女性はやっぱり欲しいと思っている?

会員様にもよくご相談される事でもあります。現在、真剣交際中の方や、成婚退会したいお相手と出会っている方は、ご参考になることも多いと思いますので、お読みいただけますと幸いです。

2組に1組の女性が「婚約指輪は不要」

結論から言うと、結婚相談所を介して成婚退会したとは言え、婚約指輪を贈る50代・60代カップルは、実際には2組に1組という割合です。若い世代よりも婚約指輪購入率は低く、こちらが若い世代と少し違う点でもあります。

熟年カップルにとって、婚約指輪は『必須』というわけではありません。なぜかというと、それには二つ理由があります。

①成婚退会=婚約ではない事もあるから

事実婚カップルの場合は、プロポーズ成功→成婚退会ではなく、「あとは結婚相談所の手を離れて、これから二人で付き合っていこう」と成婚退会するケースもあります。

②指輪自体を女性が望んでいない

そもそも、婚約指輪自体を「必要ない」と考えている女性が多いから、というのもあります。

アドバイザーがよく聞く、『婚約指輪は不要派』はこのようなご意見が多いです。

指輪を買うなら、そのお金で旅行や二人で楽しめる事にお金を使いたいかな・・・?

もう一通りアクセサリーは持ってるし、気持ちは嬉しいけれど私の世代はいらない女性が多いのでは・・・?

日常使いできないから、指輪じゃなくてネックレスをいただきました!

シニア世代の女性の婚約指輪に対する考えは、意外にも現実的なご意見も多いのです。

男性は一方的に「もうお互いいい年だし婚約指輪なんていらないでしょ」と、決めつける事はせず、「婚約指輪は欲しいのか」女性の意見を聞いてみることをおすすめします。男性の考え方としては、女性が「いらない」という考えならば、「指輪分の出費がなくなってラッキー」くらいに考えていただきたいです。その分、成婚料を支払ってあげたり、引っ越し代など配慮をしてあげても良いかもしれません。

では、婚約指輪を買うのはどんなカップルが多いでしょう?

ポイントは『結婚歴』

結婚経験がない『初婚』の方にとっては、男性は、「婚約指輪はあげるものだ」。女性は、「婚約指輪を貰いたい」。いくつになってもそんな思いをお持ちでいらっしゃるでしょうし、指輪選びもお二人の結婚準備の楽しいイベントの1つですね。

めでたく成婚退会する運びとなったら、婚約指輪や結婚指輪はどうするか、お二人で話し合ってみましょう。結婚指輪は、婚約指輪よりも安く買うことができますし、婚約指輪なしで結婚指輪だけを買うカップルもいらっしゃいます。元々アクセサリーを身に着けないお二人でしたら、結婚指輪もない場合も珍しくありません。

シニア世代の成婚退会後の流れは、一概に「普通はこういうものだ」と決められているわけではありません。大切なのは、何事もお二人で話し合って、お互いの意向をくみ取っていく事ではないでしょうか。

婚約指輪の費用の目安

婚約指輪が欲しい女性でしたら、男性にとっては指輪代も必要経費として想定しておく必要があります。指輪代をけちって、女性に引かれて、交際自体が破談になるケースもあります。

婚約指輪は、ダイヤのグレードや大きさで、ブランドによっても、お値段にかなり幅があります。シニア世代の女性ですと、石のグレードよりも大きさを重視する傾向がありますが、大きなダイヤの指輪は、相応のお値段がするものです。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」(全国推計値)によると、婚約指輪の購入金額は全国平均で35万8000円。こちらは20代・30代の調査結果です。50代・60代になると、もっと高額になるのが相場と、考えておいた方が良いです。女性は、それもあって、「そこにそんなにお金をかけるなら、指輪自体必要ない」と考えるのです。

男性の予算から、お二人で相談していきましょう。

婚約指輪の代わりに成婚料を出してもらう女性もいる

結婚相談所へ支払う成婚料は10万~30万くらいが一般的です。婚約指輪の話になった時に、「指輪はいらないから、成婚料を払ってくれたら嬉しい」このような要望を伝える女性も珍しくありません。

結婚相談所では指輪選びのサポートもしている

大半の結婚相談所は、提携しているジュエリーブランドがあります。会員特典として、ご優待価格で婚約指輪や結婚指輪を購入する事ができます。

希望のブランドがあれば個別で購入するも良し。結婚相談所がおすすめする所で少しお得に購入するも良し。男性にとっては大きな買い物になるので、ポイント還元など少しでもお安く買えるように工夫したい所です。

婚約指輪についてお伝えしたいこと

男性の方へ:シニア世代は結婚準備費用が安い

シニア世代は、若い世代よりも成婚退会後にかかる結婚準備の費用が安く済む事が多いです。

男性の持ち家に女性が入る形になるケースが多いので、女性の引っ越し費用しかかからない事もあります。結婚となると、家具や家電などを含めた新居の費用、結納や結婚式など何かとお金がかかるイメージは若い世代特有のものと考えて良いと思います。トータルで考えるとシニア世代のカップルは、成婚退会後はそこまで費用がかからないのです。

女性の方へ:欲を出さない

結婚が決まったからといって、一気に欲を出して男性に引かれないようにしましょう。高価な指輪をおねだりしても、つまりは自分のお財布から出しているのと同じ事になると、一度立ち止まって考えてみる事をおすすめします。それは最終的には、自分にとって得策なのか、一時の物欲で考えない方が良いです。

また、婚約指輪をもらって当たり前と思わず、女性はお返しを渡すべきです。もちろんお返しを渡す決まりはなく、男性もそれを求めているわけではないですが、お返しをしたい気持ちを見せる姿勢は忘れないようにしましょう。シニア世代の女性は、この部分を省いているのが気になります。

まとめ

結婚相談所で出会った50代・60代の婚約指輪事情について解説しました。現在、真剣交際中の方や、成婚退会を考えているお相手と出会っている方は、ぜひご参考にしていただけますと幸いです。

また、結婚相談所で婚活をご検討中の方は、お気軽にカウンセリングへお越しください。最後までお読みくださり、ありがとうございます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり17年。シニア世代の婚活を中心に様々な情報を本ブログにて発信中。昨今はシニア婚活有識者として、様々なメディアでも話題。『現代ビジネス』田原総一朗氏との誌上対談、女流作家中村うさぎ氏との対談のほか、女性紙でのコラム執筆など、メディア取材履歴はこちら

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