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【50代・60代の婚活事情】恋人がいても結婚相談所で婚活したい理由や注意点など

こんにちは、東京・銀座で29年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。

  • 「彼氏いるけれど、婚活がしたい」
  • 「交際相手は結婚願望がなく、このまま付き合っていても結婚できないから別れたい」

一見、若い男女のお悩みに聞こえますが、このような事情で結婚相談所に入会される中高年世代の方もいらっしゃいます。

今回は、『彼氏・彼女がいる50代・60代の方の結婚相談所の婚活方法・注意点』について、お話していきます。

恋人がいるのに結婚相談所に入会してもいいの?

結論から言うと、結婚相談所でのお相手探しは可能です。入籍をしているわけではないので、恋人がいる状態でのご入会でも問題はございません。

でも、恋人がいるのになぜ、結婚相談所で婚活をするのか。その理由について挙げていきます。

恋人がいるのに婚活したい理由

①将来的に結婚生活を考えた時の経済的な理由

「彼氏に貯金がなく、私のお金をあてにしているところがあったので、もうちょっと条件の良い男性を結婚相談所で見つけたくなった」

「今は彼氏は、年金もなく借家住まいでどうやって食べていくんだろうと、二人の未来に不安を感じた」

②結婚がまったく見えない交際に不安

シニア世代の女性は、『結婚は男性から』という昭和の感覚をお持ちの方が多いです。「自分から結婚について聞くなんてとても無理!」とご自分から切り出せず、ただデートしているだけの不毛なお付き合いに不安を感じたという女性も多いです。

③既婚者と付き合っている

別居しているなどの理由に関わらず、お相手が既婚者で、不倫関係という方もいらっしゃいます。なかなか離婚が成立せず、このまま待ち続けるのも不安で、婚活をスタートする方もいらっしゃいます。

④交際相手に結婚願望がない

「子供が独立したら」「親を看取ったら」という条件や、先の見通しがたたない方とお付き合いしていたり、「もうこの年齢なので、法的な手続きは面倒なので、入籍は考えていない」という方とお付き合いしている場合、ご自分は入籍したくても、希望通りに進んでいくことは難しいです。

⑤子供が反対するので言えない

「彼の子供が、再婚に反対していて、結婚話が進まない。」

「子供に『再婚したい』と恥ずかしくて言えないらしく、煮え切らない状態が続いている」

⑥本人だけが付き合っていると思っている

シニア世代の方は「付き合おう」と言葉がなくても、二人で会っている=付き合っていると考える方もいらっしゃり、本人だけが恋人だと思っている場合もあります。

結婚相談所に登録しようと考えている時点で、恋人に対して不満や不安感を持っていて、幸せじゃないということ。自分が幸せに過ごすには?という気持ちを大切にした方が良いです。

結婚相談所には恋人がいる事を伝えた方が良いか?

「恋人がいるのに、結婚相談所に入会するなんて、お見合い相手に失礼だと、アドバイザーに良くない印象を持たれてしまいそう」とご心配される方もいらっしゃいますが、それについては気にしないでください。

担当婚活アドバイザーとしては、予めお伝えいただいた方が、それに合わせた動きがとれるので、ありがたいです。「何でこんな良い条件の人を断るんだろう?」・「本気で婚活する気があるのかな」と、お断りする本当の理由を把握できない状況を作る事の方が、ご本人にとってマイナスになってしまいます。また。活動していきながら、「実は…」と打ち明けていただくような場面も珍しくはありません。

それよりも、付き合っている人がいる状態で、結婚相談所で婚活した場合、陥りがちな失敗やご注意いただきたい点があります。

結婚相談所で婚活した場合の注意点

①交際相手以外の人を好きになれない

交際相手を基準に考えてしまうので、交際相手より結婚相手としては明らかに好条件でも、心が動かない…ということもあります。長くお付き合いしている場合は、情もわきますし、他の人とお付き合いする感覚イメージできないという方も多いです。

②交際相手と比べてしまう

比較する事は、悪いことではありません。ただ、ご自身の「結婚したい」というお気持ちが大前提のお話になります。交際相手の条件がネックで、婚活している場合は、割り切ることも大切であり、あるいは、既婚者や結婚に積極的でない恋人とお付き合いしている場合は、振り切ることも大切です。

③婚活相手に恋人がいることを言わない

当然の事ですが、結婚相談所を通じて出会ったお相手には、プライベートで交際中であることは、言わなくて良いことですし、お相手も知りたくないことです。

どういった背景があれど、「恋人がいるのに、結婚相談所でお見合いしているなんて理解できない」と思われるのも無理ないですし、「分かっていたらお見合いしなかった!失礼だ」とお相手を不快な気持ちにさせてしまいます。

トラブルになってしまうことも考えられるので、ご注意ください。

婚活中に彼氏と別れご成婚された56歳女性のケース

恋人がいて、結婚相談所に登録する方は、圧倒的に女性が多いです。

腐れ縁のように、結婚が見えないお付き合いをしていた56歳女性会員様。「このままでは絶対結婚できない。寂しい老後しか想像つかない」と、結婚相談所にご登録いただきました。

婚活を開始して3,4ヶ月ほどで、恋人と別れる決心がつき、より真剣に婚活に専念する覚悟を持ちました。そこからほどなくして、1歳年下の男性とお見合い、約三ヶ月後にはプロポーズされ、婚活成功!「勇気を出して、彼氏を手放したから今の幸せがある。別れて良かった!!」とおっしゃっていました。

このように、婚活しながら、ご自身の本当の気持ちに向き合えるようにもなります。逆に、「やっぱり彼氏が好き」と再確認することもあるでしょう。

まとめ

結婚相談所で婚活した結果、「やっぱり今の彼氏・彼女がいい」と感じたり、新たなご縁に恵まれたり、いずれにしてもご自分の本当の気持ちが明確になるきっかけになります。

そして、熟年シニア世代にとって、大切なのは時間です。若い頃とは時間の流れ方も違うものです。

恋人と信頼関係を築けずに悩みながら、不毛なお付き合いを続けるより、答えがどういった形であっても、ご自分のお気持ちに向き合える機会になればと、ブライダルゼルムでは考えております。

現在、恋人との関係にお悩み中という方で、結婚相談所で婚活をご検討中でしたら、お気軽にカウンセリングへお越しください。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり20年。シニア世代の婚活を中心に、様々な情報を本ブログやYOUTUBEにて発信中。

昨今はシニア婚活有識者として、女性誌でのコラム執筆や、 『現代ビジネス』誌上における田原総一朗氏との対談、女流作家中村うさぎ氏との対談の他、様々なメディアで話題に(メディア取材履歴はこちら)。シニアの成婚実績は1,300組以上。

2024年10月には、書籍『ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい』を出版(Amazon販売ページこちら)。多岐に渡り活動中。

プロフィールページ

ねこかわ結婚相談所>ひとりよりふたりでいきたい

ねこかわ結婚相談所ひとりよりふたりでいきたい

立花えりこ著

シニア専門結婚相談所「ねこかわ結婚相談所」の猫川えり子が担当するシニア世代のお客様と織りなす、シニア婚活マンガ。お読みいただいた方がほっこり優しい気持ちになれる、そんな心温まる7つの婚活エピソードをご紹介しています。

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