youtube 電話 お問い合わせ

持病や病歴のある中高年シニアの婚活

こんにちは、東京・銀座で28年目、結婚相談所ブライダルゼルムの婚活アドバイザー立花です。

ブライダルゼルムのお見合いサービスを利用して婚活されている会員様は、50代・60代の中高年・シニア世代の方が多いです。人間、50年以上生きていれば、どこかしら体に痛い所や悪い所も出てくるでしょう。

  • 「お見合い相手に病歴があった。健康不安がある人と結婚は心配」
  • 「持病があるので、結婚相談所の婚活は不利か心配」

こんなお声をいただきます。あくまで私の個人的な意見ですが、15年間、様々なシニア世代の会員様の婚活をお世話させていただいてきた、婚活アドバイザーとしての思いを今回はお伝えしていきます。

持病や病歴の理解はお相手次第

「お見合い相手の持病や病歴について気にする・しない」は、その方のこれまでの環境によるところが大きいです。同じ病気の方がまわりにいて、知識があったり理解がある方は問題視しないですし、逆にこれまでに経験がなければ大袈裟にとらえてしまいます。

プロフィールに持病や病歴を記載するべきか

こちらは、宗教と同じく個人情報にあたるため「ご本人が希望されない場合は、結婚相談所に告知されなくて良い」という事にもなっています。

結婚相談所によって、「ここまで書くほどのことでは…」と、だいぶ事細かに書かれている方もいらっしゃり、少しかわいそうと思ってしまうプロフィールもあったり、逆に「プロフィールに記載してあって、事前に分かっていたらお見合いを希望しなかった」という案件も過去にはありました。

こちらに関しては、結婚相談所の婚活アドバイザーと応相談になります。私も会員様の現状をカウンセリングして、プロフィールや適切な婚活サポートをしています。

お見合い相手に持病や病歴を打ち明けられた場合

結婚相手として一番知りたいのは、お相手の健康状態が結婚生活にどの程度影響があるかです。具体的には、投薬と定期的な通院だけなのか、食事や生活の制限はどのくらいあるのかなど。完治するための闘病というより、どうやって治療中の病気や持病と付き合っていくかによって、それがご自身にとってどの程度の負担になるかをご判断いただければと思います。

ケース①:熟年結婚して生活習慣病が改善された60代男性の例

高血圧や糖尿病など、慢性的な生活習慣病でお薬を服用されているシニアの方も珍しくありません。糖尿病の60代男性の事例をご紹介します。

結婚相談所を成婚退会後、熟年結婚しました。結婚後、妻が食生活を気遣ってくれて、夫婦でのウォーキングなど健康に配慮した生活に変化したおかげで、体重が減り、糖尿の数値が下がり、眩暈など悩まされることがなくなりました。

さらに、お相手の女性にお話を伺ってみると、家族に糖尿病持ちがいらっしゃったそうで、病気についてのご理解が元々あった方でした。「インスリン注射や透析するようなレベルなら、深刻に考えていたかもしれませんが、薬を毎日飲んで、病気とうまく付き合っていけば悪くならないから」と前向きでした。熟年結婚することで、健康不安がなくなるというのは良いことですね。

過去に癌や脳梗塞を経験していたり、生活習慣病などの持病をお持ちの方ほど、定期的な通院・検査など、健康状態に敏感なので、大病をしていないように思います。お見合い相手の病歴や持病を過剰に気にして、ネガティブな考えをめぐらせすぎる方が、婚活では損しているようにも思います。

病歴や持病がないお相手なら、死別や介護の心配などリスクが回避できる可能性が低いということでもありません。

ケース②:「死別したから若い女性が良い」という60代男性

妻を病気で亡くしたので、年下の女性の方が、先立たれる可能性が低いと思い、年下の女性を希望します。

このような60代男性がいらっしゃいました。お気持ちは分かりますが、元気だと思って結婚しても、ぽっくり亡くなってしまうこともありますし、若ければ長生きするということでもありません。

ブライダルゼルムでは…

婚活中の中高年・熟年シニア世代の方は、パートナーとお互いに健康で楽しく、ストレスのない老後の結婚生活を望まれています。持病や病歴があることで、それが結婚生活でどのような影響を及ぼすのかにもよりますが、婚活するご本人・お見合い相手、どちらの立場であっても、現状からの客観的なアドバイス、現実的なご提案をいたします。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

Tags

健康
立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり17年。シニア世代の婚活を中心に様々な情報を本ブログにて発信中。昨今はシニア婚活有識者として、様々なメディアでも話題。『現代ビジネス』田原総一朗氏との誌上対談、女流作家中村うさぎ氏との対談のほか、女性紙でのコラム執筆など、メディア取材履歴はこちら

プロフィールページ