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シニア婚活でのタブーな質問「何故今まで独身だったのですか?」~独身だった主な理由や質問された場合の対処法について

こんにちは。東京・銀座の結婚相談所ブライダルゼルム代表の立花です。

初婚の50代女性会員様から、このようなご相談をいただきました。

お見合いの時に「なんで今まで結婚しなかったんですか?」という質問をよくされるのですが、模範解答を知りたいです。

今回は、「何故今まで独身だったのですか?」という質問は、実は婚活ではタブーな質問である理由と、このような質問をされた際の対処法について解説していきます。

初対面で聞いてはいけないタブーな質問

まず大前提として、お見合い相手の婚歴の詳細に関して、婚歴別に、「お見合いで聞いてしまいがちだけれども、質問をされたご本人にとっては嫌なご質問」を下記に挙げてみました

  • 初婚の方:「なんで今まで結婚しなかったんですか?」
  • 離婚した方:「どうして離婚したんですか?」
  • 死別された方:「どうして亡くなったんですか?(病死?事故死?など)」

初対面のお見合い相手との話題としては、「デリカシーがない質問である」と理解しましょう。中でも、初婚の方にとっては一番嫌な質問でもあります。男性が気に入った女性に対して、「こんなに綺麗なのにどうして」というニュアンスで、褒めたつもりで発した言葉でも、女性にとっては困ってしまう質問です。

初婚の方に対する先入観

ご自分が初婚であっても、お見合い相手がこれまで結婚しなかった、独身でおられた理由を知りたいと考える方は多いです。

  • 「本当は癖があるような気難しい性格なのではないか」
  • 「(男性は)実はマザコンなのではないか」
  • 「理想が高いのではないか」

このように、 「結婚しなかったのではなく、本人に結婚できない問題が何かあるのではないか」 というフィルターでお相手を見てしまい、ついつい色々な事を想像してしまいます。

シニア世代の初婚男女がこれまで結婚しなかった理由

  • これまでは全く結婚願望がなく仕事や趣味に没頭していたが、ご自身が50代や60代になり、老後に独りぼっちでいることが不安になった。
  • 親が亡くなったのがきっかけで、家族のいない寂しさを感じ、結婚しようと思った。
  • 30代から親の介護など、家庭の事情で自分自身のことは後回しだった。
  • 海外赴任で結婚と縁がなかった。
  • 長年交際していた人と別れてしまった。
  • 40代で一度結婚は諦めたけれども、シニア世代でも婚活して結婚できると聞き、もう一度婚活してみようと思った。

今は、50代や60代で初婚の方も全く珍しくない時代ではありますが、私がお伺いした代表的な理由はこのようになりました。「なぜ今まで独身だったのか」と聞いても、「こっちが知りたい」と、言われてしまうかもしれません。

今回は、もしこのような質問をされた時、初婚のご自分はどう答えたら良いか?という事についてお話をしたいと思います。

「どうして今まで結婚しなかったんですか?」とお見合い相手に聞かれたら

人それぞれに独身でいる背景や事情がありますし、そのような踏み込んだ質問に対して、ご自身の考えをその場で熱く語る必要もありません。真面目な方ほど一生懸命に答えようとしすぎて、自分語りになってしまうものの、ご本人の意図とは違う伝わり方をしてしまい、誤解されてしまう可能性もあります。

また、現在の状況と若い時とでは、求めている希望条件やご本人の結婚に対する考えも異なっているはずです。若い頃に結婚しなかった理由を言っても仕方ありません。もしお見合い相手から聞かれた場合は、できるだけ早くこの話題を終わらせる事にポイントを置きたいです。

こんな回答はいかがでしょうか

①「個人的なことなので、初対面でお話する話題ではないんですが、お付き合いしていた方がいたんです。やっぱり結婚したい気持ちがあったので登録しました」

※「どれくらい付き合ってたんですか?」などと、これ以上突っ込まれたら、「すみません。これ以上は…前にお付き合いしてた方の話はふさわしい話題ではないので」という返答がよろしいかと思います。「モテてこなかった、異性と縁がなかったないわけではないんです」といったニュアンスで伝わらないようにしたいです。

②「これまで仕事ばかりで、結婚のことを考える余裕までなかったんですけど、この年齢になって、やっぱり独りは寂しいし、誰かと添い遂げたいという気持ちにやっとなって…」

③「率直に聞かれると困っちゃうんですけど、奥手なタイプなので、慎重すぎたのだと思います(汗)」

※「失礼な質問をしてしまったかもしれない。話題を変えよう」とお見合い相手に思わせることが目的なため、相応な回答ができればOKです。

露骨に不機嫌になるのも雰囲気が悪くなってしまいますし、率直に「そういう質問は、初対面ですし、なんてお答えして良いか困ってしまいます」と、笑顔で柔らかくお答えしても良いと思います。それでもしつこく掘り下げてくるようなお相手とは、また再会しようとは思わないでしょうから、ご縁がなかったと自然と思えるはずです。

ご自分らしい回答をして良い雰囲気のお見合いを心掛けください

今回は、これまで独身だった主な理由と、「何故今まで独身だったのですか?」などと質問をされた場合の対処法について解説しました。

お見合い相手が答えに詰まってしまうような踏み込んだ質問は避けて、楽しく会話ができれば一番ですが、もし聞かれてしまった時に、それで「即NG」にせずに、ご自分らしい回答をして良い雰囲気でお見合いできることを願っています。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり20年。シニア世代の婚活を中心に、様々な情報を本ブログやYOUTUBEにて発信中。

昨今はシニア婚活有識者として、女性誌でのコラム執筆や、 『現代ビジネス』誌上における田原総一朗氏との対談、女流作家中村うさぎ氏との対談の他、様々なメディアで話題に(メディア取材履歴はこちら)。シニアの成婚実績は1,300組以上。

2024年10月には、書籍『ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい』を出版(Amazon販売ページこちら)。多岐に渡り活動中。

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ねこかわ結婚相談所ひとりよりふたりでいきたい

立花えりこ著

シニア専門結婚相談所「ねこかわ結婚相談所」の猫川えり子が担当するシニア世代のお客様と織りなす、シニア婚活マンガ。お読みいただいた方がほっこり優しい気持ちになれる、そんな心温まる7つの婚活エピソードをご紹介しています。

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