こんにちは、東京・銀座で28年目、結婚相談所Bゼルム婚活アドバイザー立花です。
- 「お酒が好きだから、一緒に飲める相手と結婚したい!」
- 「お酒を一滴も飲まない相手だとつまらない」
- 「デートで自分だけ酔っぱらうわけにもいかないし…気を遣う」
- 「お酒の力を借りてリラックスできないから、距離感が縮まらずに親しくなれない」
お酒がお好きな方が婚活をした場合、こんなふうに言われる方が多いです。
結婚相談所のお見合いサービスで、「お酒を飲む・飲まない」を重視するのは、ミドル・シニア世代の方が多い気がします。若い世代はアルコール離れしているという風潮も関係しているからでしょうか。
今回は『お酒が好きなシニア女性の婚活』がテーマです。

お見合いプロフィールの『飲酒』の項目について
まず最初に、飲酒の記載についてのプロフィールの基礎知識。結婚相談所のお見合いプロフィールでは、飲酒や喫煙の有無についての項目があります。飲酒の場合は、どんなふうに記載されるかというと「飲む・少々(付き合い程度)・飲まない」3つに分類されています。
半数以上の男女が「少々(付き合い程度)」と記載されています。
お酒との付き合い方はそれぞれ違う
しかしながら、プロフィールに一言で「飲む・飲まない」を記載されていても、お一人お一人、お酒の付き合い方も違うはずです。
例えば、私の場合、お酒も強いですし、基本的に好きです。とは言え、週1,2回飲む程度で毎日飲むわけでもありません。こんな私がプロフィールに記載する時は、すごく沢山飲めるけど「お酒:少々」でもあります(笑)
それに対して、私のパートナーはほぼ毎日、自宅でもお酒を飲みます。その割に、そこまでアルコールが強いわけではないので、グラスに2,3杯。その程度でも、もし婚活した際、彼は「お酒:飲む」とするはずです。
あくまで個人の主観によるところが多いので、「飲む」と「少々」の差は微妙なところです。傾向として、女性は特にお酒がお好きな方でも、“のんべえ”のイメージを持たれたくはないでしょうし、「少々」と控えめに記載している方が多いです。
逆に、体質的にアルコール類が一切NG・普段まったく飲まない・好きじゃない、という方は、男女共に「飲まない」と記載します。
お酒が飲めなくてもこういうタイプはNGですか?
- お酒の席の雰囲気が好きな人
- こちらが酔っぱらって楽しんでいる姿を見るのが嬉しいと言ってくれる。
- アルコールなしでも、明るく陽気なタイプ
- 外で友人や職場の人と付き合い程度で飲むけれど、自宅では一切飲まない
『お酒:飲まない』プロフィールだけで論外!?
「私、お酒が飲める人が良いから、飲まないって書いてる男性はお見合いしません」という女性会員様もいらっしゃいます。
婚活アドバイザーとしては「そんなに強くそこにこだわる!?」と驚いてしまいます。一緒にいて本当につまらないか楽しいかは、お見合いやデートをする間柄になってから、ご自分自身が感じることでもある筈です。
ご自分の思い込みで判断し、決めつけてしまうとせっかくのご縁を逃してしまいます。こういった柔軟性は婚活ではとても大切ですし、こんな調子ではお見合いも成立しにくくなります。

飲み友達を探しているわけではないんです…
「あの人、お酒飲めないから一緒にいても、つまらない」と女性会員様に言われることもあります(笑)。ですが、なんだかデート中の、その時だけの楽しさを重視なさっている方が多いように感じてしまいます。
女性にとって、婚活中のデートは、仮交際中はいかに男性の気持ちを掴むか、本交際後は、男性に結婚したい!と思ってもらえるかを念頭に接するもので、飲み友達を探しているわけではありません。お酒を飲んで盛り上がれないからつまらないと思うこと自体は、婚活という本来の目的からズレてしまっています。
仮に「お酒が飲める人と結婚したい!後は特に何もこだわらない!」と言う方でしたら、それもアリだと思います。ですが、ほとんどの女性が、残念ながら年収や学歴や家族構成など…もっと他にさらに重視しているポイントもあるのが現状です…。
ということは、飲酒を気にしない女性よりも、理想が高くなったということ。結果として、男性に求める希望条件が1つ増えてしまったということになります。
仮交際中に必ず居酒屋デートを提案した60代女性の事例
「どんな飲み方をするか事前にチェックしたい」と、仮交際中に、必ず一度は居酒屋デートされていた女性会員様がいらっしゃいました。ご成婚された男性は、お酒も2,3杯。ちゃんと自分のペースで飲んでいらして、そこもお酒好きな彼女には好印象だったそうです。
酔っぱらってスキンシップされたり、愚痴っぽくなるような男性や、お酒に飲まれるタイプも嫌なので、私の中では結構大事なポイントでした。
「酒癖が悪い」と交際終了された50代女性の事例
続いては、お酒にまつわる失敗例をご紹介します。前述したように、お酒を一緒に楽しめることを条件とされていた50代女性様。仮交際中は、男性も前向きな様子で、このまま真剣交際になるものと思っていました。
ところが、男性側の結婚相談所から、突然の交際終了連絡が。お断りの理由を聞いてみると、「酒癖が悪く、印象が悪くなってしまった」というとんでもない回答がありました。
(仮交際のデートで、男性に引かれてしまうほど泥酔するなんて・・・)とその旨をご本人にお伝えすると、大変反省していらっしゃいました。せっかくのご縁をだめにしてしまったことも残念ですし、何より、その結婚相談所では、その女性様が『お酒好きで酒癖が悪い人』というイメージを持たれてしまいのも、今後の婚活では、マイナスです。
婚活中のデートでの深酒は、印象がダウンしてしまうこともあるので、ご注意しましょう。
お酒好きなシニア女性の婚活のまとめ
結局のところ、お酒が飲める男性と出会いたいというご希望の女性は、楽しさを求めています。もし、男性が飲酒しないタイプでも一緒にいて温かい気持ちにさせてくれたり、面白いと感じられれば、気にならないはずです。
「お酒は飲める男性の方が嬉しいけど、自分が飲んでも気にしない方ならOK」という姿勢で婚活することをおすすめします。最後までお読みくださり、ありがとうございます。