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【シニアの事実婚】成婚退会前の契約書で破談になった3つのケース

こんにちは、銀座の結婚相談所ブライダルゼルム、婚活アドバイザー歴28年の松田です。

朝夕の冷え込みが厳しくなってまいりました。2020年も残り一カ月を切り、私たちシニア世代は特に、時間の流れが本当に速く、焦りを感じてしまいますね。

先だって、入籍をしないお相手探し、「事実婚希望のシニア婚活」について取り上げてみました。

「事実婚」のタグがついた関連記事はこちらになります。)

成婚退会前に婚前契約書?

事実婚の熟年カップルの中には、婚前契約書のようなもの(正確には入籍はしないので適切な言い方ではないですが)をかわす方もいらっしゃいます。契約書や公正証書を作る場合、ほとんどのカップルが、原案を男性側が作ってきます。

それを読んだ時点で、女性側が一気に冷めてしまった、あるいは破談にしたケースもありました。

今回は、事実婚のカップルが結婚相談所を成婚退会に至るまでに、契約書や公正証書などの作成についての注意点を、お伝えしたいと思います。

男性が作成した契約書や公正証書で、お二人の仲が壊れてしまったケースについてこのような内容が書かれていました。

【事実婚】破談になった契約書の内容

①生活費の明細を提示することを要求

これだけに留まらず、「残ったお金を翌月に繰り越して一ヶ月分とすること。二人の生活に必要なものだけに生活費は使うこと。」ともありました。

お金に細かい…!これでは、やりくり上手の女性でも節約する意欲が失せてしまいます。女性は、どんなに少ない金額でも、何かの為にへそくりをする傾向にあります。これでは自分の自由になるお金が一円も無く、窮屈に感じてしまいます。

②家は子供たちに残したい

「自分(夫)が亡き後、家にそのまま住んでも良いが、名義は子供に譲りたい」

女性の一番の悩みは家です。夫がいなくなった後、自分の名義でもない家に夫のお子さんたち遠慮しながらそのまま住み続けられるでしょうか?

③自分が亡くなった後は、死別した妻のお墓に入れて欲しい。

お互い死別同士なら、死後それぞれの元パートナーのお墓に入るという方が多いはずですので、お墓の問題は、クリアされます。でも、離婚した女性の場合は?「じゃあ、私のお墓はどうするの?」一方的で、とても冷たく感じてしまいます。

上記のような内容を見たとき、金銭感覚の違いや、思いやりに欠ける言動に、ついていけないなと感じてしまったようです。

男性の皆様へ

せっかく良い方に恵まれたのですから、これからは、お相手の将来の安心安定を考えてあげてください。あなたの残された時間を、豊かに彩りを添えてくれるお相手なんです。

女性は、あなたにとってナンバー1になりたいのです。よく話し合って、譲れるところは譲って、一方的な内容にならないようにしてあげてください、

女性の皆様へ

契約書は、あくまでも現段階での男性側の気持ちです。暮らしていくうちに情もうつり、信頼関係も深まるにつれ、本当によくやってくれてると感謝の気持ちが生まれてくれば、契約書の内容はいつでも変更することができます。男性の気持ちを変えてみせるのもあなた次第です。

今月はクリスマスでご成婚の報告が一番多いシーズンでもあります。
どうぞ実りのある一年の締めくくりとなりますように。

松田 恵子(ブライダルゼルムアドバイザー)

平成5年ブライダルゼルムを創立。30周年を迎え、これまで4500件以上のイベント、出会いパーティーの開催に携わり、さらに更新中。NHKはじめ民法の各局で取材を受け、シニア婚活ブームの火付け役。シニアセンスアップセミナーなど現場の経験値を生かし開催中。

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