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夫と死別して7年~60代になって思う死別されたシニア女性の婚活について

こんにちは、東京・銀座で27年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー松田です。

結婚相談所ブライダルゼルムで婚活中の、50代以上の中高年・熟年シニア世代の会員様は、初婚と再婚の方の割合が半分くらい、再婚の方の3分の1が離婚ではなく、死別してしまった方です。

死別をご経験された方は、カウンセリング中に目に涙を浮かべながら、元夫や妻への思い、今の寂しいお気持ちをお話下さいます。そんな私自身も夫と死別経験があり、もう7年経ちまので、お客様のお気持ちも身に染みてよく分かります。

夫と死別してからこれまでの日々と今

夫と死別した私の現在の生活、これまでのお話を、体験談としてお話したいと思います。

夫が病死してからの2~3年は、病死のため少しずつ弱っていく姿を見ていたのにも関わらず、夫が亡くなったことが信じられず、どこか旅行にでも行っているような感覚でした。夫が突然死したという方は、もっと時間がかかるのでは…と思います。

5年ほど経過し、自分自身が独りの生活に慣れてきて、刺激や楽しみのない日々を(つまらないな)と感じるようになりましたが、かといって元々インドア派で外出自体が好きなわけではなく、これといった趣味もないので、「多趣味な夫がしたいことに付き合うのが好きだったんだなぁ」とつくづく思います。

娘とパートナーの話を聞いていると、「私は夫を褒めたり、甘えたりしたことがなかったなぁ」といつも思い返します。「もっと~すればよかった」と感じたり、朝起きると孤独な気持ちになります。連れ合いがいるということのありがたさ、お互い気にかけてくれる人がいるという安心感、私はかけがえのない人を亡くしてしまったんだなぁと実感します。

そんな母に娘の反応は・・・

「独りが寂しいなら、寂しくないように、楽しめるような熱中できるものを見つけたり、新たにパートナーを見つけたらいい。今は高齢者が昔よりも婚活しやすい時代だし、私たちはシニア婚活のプロなんだから」と娘は言います。

でも、夫以外の男性に受け入れてもらえる自信も、受け入れられる自信もありません。それに、独りの生活は本当に気楽です。何も分からない20代に結婚した頃とは違い、今は、良くも悪くも年を重ねました。

同じように、死別をご経験されて、結婚相談所で婚活される方は、パートナーがいることのありがたさを早くから痛感して、すぐに行動された方だとも思います。私がふと感じる孤独は、愛される努力をする覚悟もなく、行動を起こさない程度の寂しさで、たまに寂しさを吐露したいだけなのです。

中高年・熟年シニア婚活で最も大切なのは「時間」です

もし、私が50歳で夫を亡くしたら、7年経過した時の気持ちも、今とはまったく違うものになっていたかもしれません。死別をご経験されたシニア世代の方は、悲しみと向き合ってなんとか日々を過ごすことに囚われて、10年先・20年先のことまで考えられません。でも、中高年・熟年シニア世代の婚活で最も大切なのは「時間」です。 このブログをお読みいただき、高齢者の私たちが近い将来を考えるきっかけができれば幸いです。

10年後に「やっぱり独りはいやだ」とやっと重い腰をあげられるほどの覚悟ができたとしても、遅すぎる…ということもあります。70代になってから、結婚相談所でご成婚できる女性は、ほんの一握りです。

そして、結婚相談所選びも重要です。結婚相談所ブライダルゼルムの会員様の半数は、他の結婚相談所で婚活経験がある方ですので、遠回りしてしまい時間とお金を浪費された、中高年・熟年シニア世代の会員様を数多く見ています。

再婚死別のシニア女性が結婚相談所での婚活中の方にありがちなこと

もう一つ、再婚死別の女性は、夫が残してくれた持ち家や預貯金・遺族年金があり、経済的に自立している方が多いため、入籍についてはこだわらない・未入籍を希望なさる方も多いです。

プラスな面を挙げると、経済的に余裕があるため、男性に金銭的に頼る必要がないので、打算的に条件をそこまで重視せず、純粋に心が通い合う男性を求めます。

ただ、経済的に余裕があることが仇になり、婚活の必死さに欠ける方もいらっしゃいます。少し上手くいかないと感じてしまうと諦めが早く、「やっぱり独りでいいや」と婚活をすぐやめようとしてしまいがちです。

亡くなった夫に悪いという気持ちや、不倫しているような罪悪感を感じてしまう方も中にはいらっしゃいます。

婚活を迷っている再婚死別の方は一度ご相談だけでもお越しください

私は、結婚相談業という仕事があり、婚活を選択しませんでしたが、こちらを読んでくださっている死別経験のある中高年・熟年シニア女性の方が、結婚相談所で婚活をご検討中でしたら、お気軽にカウンセリングへお越しください。

後になって「やっぱりもっと早く初めておけば良かった」と後悔することのないよう、一緒に考える機会をくださいますと幸いです。最後までお読みくださり、ありがとうございます。

松田 恵子(ブライダルゼルムアドバイザー)

平成5年ブライダルゼルムを創立。30周年を迎え、これまで4500件以上のイベント、出会いパーティーの開催に携わり、さらに更新中。NHKはじめ民法の各局で取材を受け、シニア婚活ブームの火付け役。シニアセンスアップセミナーなど現場の経験値を生かし開催中。

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