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ピンとこない男性とご成婚の58歳女性~結婚の決め手は『直感で結婚を決めない事』

こんにちは、東京・銀座で29年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。

「なかなかピンとくる男性に会えないんですよね~」と女性会員様から言われることが多々あります。そう言われる度に「お見合いで、ピンとくることなんて、殆どありませんよ」とお答えしている私です(笑)

今回は、下記についてお話していきます。

  • お見合いでピンとこないことにお悩みの女性
  • お相手にピンとこない理由
  • ピンとこない男性と結婚した58歳女性の成婚体験談

そもそも「ピンとくる」とは何か?

「ピンとくる」や「ビビッときた」は、結局は直感ということです。直感で「この人いい!」と思うのは、好みのタイプだった場合です。「お人柄重視」と言いつつも、お見合い相手にピンとこない事をお悩みの女性は、実は意外と、お相手の見た目を重視していることに気付いていない…ということもあります。

直感で結婚相手を決めると考えたら、ピンとくるって案外怖いことです。

お見合いでピンとこないのはなぜ?

例えば、お見合い以外の出会いだったら、第一印象でピンときて、そこから色んなことを聞いて、人柄を知っていくプロセスを経て、関係が進展していくのが自然な流れですが、お見合いは、あらかじめプロフィールで男性についての情報を事前に知ることができ、その上でお会いするわけです。

「写真と実物がけっこう違う」「年収1000万って書いてあるのに、ケチくさい話ばかりして、お金に細かそう」など、プロフィールで知った情報とのすり合わせながら、減点法でお見合い相手をジャッジしがちになってしまいます。直感があるとしたら、「この人は裏表が激しそう!」など、マイナスな方にしか働かないかもしれません(笑)

女性は特に一目惚れしにくい

男性の熱心なアプローチに、少しずつ女性の気持ちが寄り添っていく…こちらが多くのカップルのご成婚退会までの流れです。交際初期では、まだ男女の気持ちに温度差があるのは当然のこと。そこから一緒に過ごす時間が増える中で、男性の人間性や自分への好意を思いやりという形で感じ、女性の気持ちもゆっくり育っていきます。女性が一目惚れするパターンはレアケースと言えます。

つまり、「ピンとくる=一目惚れ」なので、結婚相談所で婚活中のシニア女性は、お見合い相手にピンとこないことに悩む必要はないんです。

今回や、ピンとこない男性と成婚退会された、58歳女性会員E様(東京都在住・再婚生別・子供あり・派遣社員)をご紹介します。

ピンときた男性とお見合い→交際に至るものの…

実は私、彼じゃない男性にピンときたんです(笑)本当は彼とお見合いした時期に、すでに3~4回デートしていた男性が本命でした・・・

Eさんの好みのタイプって分かりやすかったですね。選んでいた男性が、ほとんど初婚で研究職で、神経質そうというか不器用そうなタイプのインテリ系でした(笑)

たしかに~(笑)結局ピンときた男性は、単純に私が好きなルックスの男性だったんですよね。でも全然進展しないで結局交際終了されてしまいました。私は男性経験も少ないし「男を見る目」もないのに、なぜか自分の直感を大事に考えてしまっていました。今では立花さんに言われた「女性は求められて結婚した方が幸せ」の意味が今よく分かります。

ピンとこなかった男性と結婚の決め手

E様がご成婚退会したお相手男性様は、60歳(神奈川県在住・会社役員・再婚生別)。彼についてE様は、「ピンときたことがない。むしろ今も恋愛感情があるのかもわからないんです。」とおっしゃっていました。

じゃあなぜ結婚を決めたのか?決め手になったことをうかがってみると…、

私を喜ばすことにいつも全力で誠実です。彼が注いでくれる愛情に対する感謝の気持ちで結婚を決めたことが大きいです。私にとっては男と女というより、気の合うパートナーって感覚で、仲良く楽しくやっています。

今でも恋愛感情があるのかわかんない彼と寝室は一緒ですか?夜はどうしてるんですか!?

それが、寝る時はお互い別々のお部屋なんです!正直ラッキーでした。私も覚悟はしてたんですよ。もう私の年齢になると、生理もないし避けたいものじゃないですか。彼から「僕はそういうこと(肉体関係)はいいから」って…。意外でした!でもスキンシップはもちろんありますよ♡

気楽で居心地が良いパートナーって、熟年結婚の理想的な形ですね。

熟年結婚は「ピンとくる」「好き」がなくても幸せになれる

中高年・熟年シニア世代の女性が、結婚を決める時に、重視したいこと

  • 信頼・尊敬できる人か
  • 「私」を大切にしてくれるか
  • 経済観念やお金の価値観が合うか
  • 苦労や我慢をしなそう

どれも男性にピンとこなくても、大丈夫な部分です。「好き」よりも「嫌じゃない」を大切に。結婚生活を送っていきながら、嫌なところ・直してほしいところがあれば、そこをご自分が大丈夫と思えるレベルに改善させていけばいいんです(これが女性の腕の見せ所!)。

もし、お見合い相手にピンとこないとお悩みの女性がいらっしゃいましたら、ピンとこないから断わることが、実はもったいないことだと分かるかもしれません!ぜひご参考に、お見合いの結果のお返事を考えてみてください。最後までお読みくださり、ありがとうございます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり20年。シニア世代の婚活を中心に様々な情報を本ブログにて発信中。昨今はシニア婚活有識者として、様々なメディアでも話題。『現代ビジネス』田原総一朗氏との誌上対談、女流作家中村うさぎ氏との対談のほか、女性紙でのコラム執筆など、メディア取材履歴はこちら

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