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結婚相談所の入会をお断りしたケースをご紹介②~40代初婚男性の場合

こんにちは、東京・銀座で30年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。

ブライダルゼルムは、活動期間が一年の結婚相談所です。一年間お見合いサービスを利用して良いご縁がなかった場合、もう一年更新される会員様ももちろんいらっしゃいます。

なぜ一年で良いご縁がなかったのか?その理由は人それぞれですが、今回、会員期間が満了した46歳男性F様(千葉県在住・初婚・会社員)の更新をお見送りしました。

ご本人はご更新される気まんまんでいてくださっていたのですが・・・「今はSTOP!」と私からご入会をお見送りいただいたのには「ある理由」がありました。そちらをご紹介します。

関連記事:結婚相談所の入会をお断りしたケースをご紹介~40代シングルマザーの場合

一年間で45人の女性とお見合い

F様のおおまかなプロフィールはこんな感じです。

  • 46歳
  • 初婚
  • 千葉県在住
  • 会社員
  • 年収600万
  • 大卒
  • 実家暮らしで結婚後の同居はなし
  • 清潔感もありさわやか。身だしなみにも気を遣うタイプ
  • ジム通いが趣味で体を鍛えている

一年で、なんと45人もお見合いしました!お見合いをしすぎな位です。

交際が長続きしないのがネック

F様の婚活を振り返ると、お見合いはできても、交際が進展しないパターンが続きました。積極的にアプローチしていないわけでもないのに、いつも良いところで交際終了になってしまう理由がなかなかはっきりしません。お相手の女性にお断りの際の理由を聞いても、「結婚相手として考えられない」といったような曖昧な回答が続きました。

女性との距離感の縮め方や交際の進め方をその度にアドバイスして、交際中のサポートを重点的に行っていたのですが、根本的な問題が分かったのは、会員期間満了直前の成婚退会も間近な真剣交際中の時でした。

貯金がない!?

プロポーズの段階になった時に、「予算的に厳しいので、婚約指輪を買うのは、来年」という話がありました。よほど良い指輪をプレゼントしたいのかと思い伺ってみると、「成婚料を払ったら、指輪を分割で買わないといけなくなる」とおっしゃり、まさかと思い預貯金についてもお尋ねすると、「貯金が30万ほどしかない」とのことでした。

ご実家暮らしで、しっかり貯金できる環境もあり、ご本人もあれだけ婚活を頑張っていらしたのに、結婚準備がまったく整っていなかった・・・!ただし、こういう時、ご両親が金銭的にサポートしてくださる場合も勿論あります。伺ってみると「両親に甘えることは無理」とのこと。このままでは結婚式や新居の用意もできません。

結果として、女性側から「指輪にこだわるわけではないけれど、婚約指輪もすぐに買えないような人と結婚しても苦労しそうで先が思いやられてしまった」と交際終了となり、その後、活動期間が終わってしまいました。

「貯金額を聞いて交際終了にするような人とはこっちも無理。一緒に頑張っていこうといってくれる女性と結婚したい」F様はこうおっしゃり、契約更新を希望されました。でも私は、いったん婚活をストップすることを提案したんです。

結婚準備をしてから婚活をご提案

  • 50歳になっても、まだまだ出会いのチャンスは、結婚相談所でいくらでもある
  • 最低でも200万は貯金してから婚活をスタートするべき
  • 今のままでは、良い出会いがあっても先へ進めず、今回のようにダメになってしまうケースは続くはず。結婚準備ができていないと、いいところまでいっても、話の詰めようがなく、ご縁を逃してしまう
  • 今の状態で婚活するのはお金と時間が無駄になる可能性が高い
  • 逆に現状で、『お金のことはなんとかなる』と入会を薦めてくる結婚相談所があったら、むしろ警戒するべき

私も、ご入会当時に「実家暮らしだし、結婚準備の預貯金もしやすい環境で良いですね」くらいで、預貯金額をもっと具体的に聞いておくべきでした。

結婚準備が整えば、ご自身ももっと自信を持って婚活ができるようになるはずです。その時をお待ちしたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり17年。シニア世代の婚活を中心に様々な情報を本ブログにて発信中。昨今はシニア婚活有識者として、様々なメディアでも話題。『現代ビジネス』田原総一朗氏との誌上対談、女流作家中村うさぎ氏との対談のほか、女性紙でのコラム執筆など、メディア取材履歴はこちら

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