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【シニア婚活女性の悩み】条件は良いが生理的に無理な男性の場合~対処法や大切な考え方について

こんにちは、東京・銀座の結婚相談所ブライダルゼルム代表、シニア婚活アドバイザーの立花です。

「生理的に無理」というお断り理由は、とてもシンプルですし、生理的にダメなのは、仕方のない事です。婚活中は、少なからずそういう異性と出会う経験もある事と思います。

しかしながら、「生理的に無理でも、高収入で条件が良い」といったような男性に出会った場合、お返事に悩んでしまう女性もいらっしゃいます。

今回は、そんな男性に出会った時にどのように対処して、お返事をするべきかの考え方について解説していきます。

生理的に無理な男性でも「お断り」するか悩む女性の心理

  • それ以外の条件が良すぎるので惜しい
  • デートしていく中で気持ちに変化があるかもしれないという希望に賭けたい
  • これを断ってしまったら、「もう後がない」という焦り
  • 自分が納得さえすれば何とかなるんじゃないか
  • こんな事ばかり言っているから、自分は結婚が決まらないのかもしれない・・・

お見合いのお返事に悩む女性の心の中には、上記のような思いがあります。そんな時に、私共がどんなアドバイスをしているかというと・・・

生理的に無理な時は潔く諦めた方が良い

一度そのような違和感を感じてしまったお相手と再会したところで、「生理的に無理だったけれども、良い印象を持てた!」という事は、残念ながら、めったにありません。「やっぱり無理だった」となってしまう可能性のほうが高いのです。中には、連絡を取り合う段階で初デートを待たずに交際終了したくなってしまうケースもあります。

どんな部分が生理的に無理と感じたのかは、人それぞれではありますが、それくらい『生理的に無理』という本能的な感覚は、ひっくり返すことが難しいことなのです。

ですので、「無理して会おうとせずに潔く諦めた方が良い」とアドバイスしています。理屈ではないので、話し合って解決できる問題ではないからです。

そして、生理的に無理な相手と妥協して結婚しても、その後何年もその感覚と付き合う事になります。もう子育てもない50代・60代の婚活の末の結婚生活が、それで続くとは考えにくいのではないでしょうか。

生理的に無理な男性と成婚退会した女性の事例

生理的に無理と感じていた男性と妥協して成婚退会した女性が、最終的にどうなったかというと、入籍まで至らずに破局や離婚など、お別れするという残念な結果を伺います。

「そんな気持ちで成婚しても、相手がかわいそう。うまくいかない」とアドバイスしても、ご当人同士が決める事なので、私共が壊すこともできません。老後の生活の安定や、もう婚活をやめたいという思いからの成婚退会でしたが、その時は我慢できると思っていた事も、生活していく中で、良い方向に変わることはなかったようです。それどころか、その人の全てが嫌になってしまって、余計に嫌悪感を持ってしまいました。

シニア世代のカップルが、ストレスのない幸せな結婚生活を送る上で、「嫌なところがない」は、実は「好き」よりも大切な事でもあります。好きや嫌いという感情のアップダウンに疲れ、パートナーに癒しや心の安定を求めるシニア世代の婚活では、ぜひ「嫌なところがない」かどうかを意識して、活動していただきたいです。

悩んでいる時点で『中途半端な覚悟』だと受け入れる

婚活相手の何を重視して、結婚を決めるのかはその人次第の事でもあります。

年収や資産などの条件だけに振り切って婚活している女性は、「生理的に無理」という感覚自体がありません。その人の持つ条件に魅力を感じているので、嫌悪する事もないのです。

ただ、このように条件だけに振り切れる女性は、本当に少数派です。アドバイザー目線で見ると、目標設定が明確な『婚活のプロ』です。安心できる安定した生活が保障されていれば、生理的な違和感も割り切って、心に蓋をして、夫に尽くす良い妻になれるかというと、難しいと思います。ですが、それも長く生活していく中で、感謝や情が湧いて、幸せに生活している女性もいらっしゃいます。それも、自分が我慢する以上に、パートナーが幸せをくれたからだと思います。

ここまでお話しても、まだ悩んでしまう女性もいらっしゃいます。そんな時は、こんなアドバイスをしています。

何が生理的に無理なのかを考える

生理的に無理といっても、顔なのか、体型なのか、匂いなのか、話し方なのか、服装なのか、全体的になんか嫌なのか、何が問題でそのように感じてしまうのかを考えていきましょう。

それは変えていける部分なのかで、改善できるポイントがあるかもしれません。

例えば、清潔感がない・体臭や服装などでしたら、男性がそれに気付けずにこの年齢まで独身できてしまったという事もあります。今までそんな事を指摘してくれるような人もいなかったので、分からずに、それが原因で結婚とご縁がなかった男性もいるものです。

優しく指摘した時に、素直にそれを受け入れてくれるタイプなのか、反対に頑なに自分のスタイルを曲げないタイプなのかで、諦めもつくのではないでしょうか。

成婚退会したら、お洒落になり、小綺麗な感じになってあか抜ける男性が多いです。パートナーができた事で、明るい気持ちになり、長生きしたいと健康に気を遣うようにもなります。

生理的に無理な人と結婚するには、ご自分がそのように思わないラインまで、お相手に変わっていってもらう必要があるので、(そもそもが上から目線な感情ではありますが)今回ご紹介したような事が難しければ、お付き合いしても上手くいく可能性はほとんど0です。

まとめ

生理的に無理な男性と出会った時に、「これを逃したら後がない」や「もうこんなに好条件の人とお見合いできないかもしれない」と言ったような、ご自分自身の焦りで判断するのは危険です。

結婚相談所で婚活をしていると、『成婚退会』をゴールに設定してしまいがちですが、お二人にとっては、スタートライン。結婚相手に求めるものを間違えないように、生理的に無理と感じた直感や違和感に目を背けないようにしましょう。

また、過去に結婚までいかなかった相手や、結婚して失敗した相手を判断基準にするのも危険な事です。案外、生理的に無理と決めつけていたお相手と関係を掘り進めてみると、自分の思い込みである事もあるかもしれません。

ブライダルゼルムでは、中高年・熟年シニア世代のために婚活に有益なアドバイスを本ブログで発信しています。最後までお読みくださり、ありがとうございます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり17年。シニア世代の婚活を中心に様々な情報を本ブログにて発信中。昨今はシニア婚活有識者として、様々なメディアでも話題。『現代ビジネス』田原総一朗氏との誌上対談、女流作家中村うさぎ氏との対談のほか、女性紙でのコラム執筆など、メディア取材履歴はこちら

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