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パートナーとの死別が決して不幸にならかった方の3つのケースをご紹介

こんにちは、東京・銀座で30年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー立花です。

「こないだパーティーでカップルになった女性に『死別はちょっと(嫌)…』って言われちゃったよ」と、60代男性のお客様から後日をいただきました。

結婚相談所のお見合いサービスの場合でも、たまに会員様から、お相手の婚歴について、「死別の方は引きずっていそうで避けたい」と言われると、内心(もったいないなぁ)と感じます。

もちろんご本人のお気持ちの問題なので仕方ないことなんですけれども、「死別して残された妻・夫が、皆さん悲しみに暮れて絶望しているわけじゃなく、死別して良かった方もいる」ということをお伝えしたいと思いました。

死別をご経験された方へのイメージ

死別をご経験された方へのイメージの中でネガティブなものを挙げてみると、多くの方は「引きずっているんじゃないか」「比べられてしまいそう」というようなことをおっしゃいます。

『未亡人』という言葉でどういう印象を受けるでしょうか。寂しく悲しい人。わび・さびの文化がある日本人にとっては、儚げで美しいイメージであってほしいかのような印象になっているように思います。

でも、パートナーが亡くなって結果として良かった!と晴々と婚活をスタートするシニア世代の方も、私は沢山お会いしているんです。

①死別して夫のモラハラから解放された50代女性のケース

「私、男性にこんなに大切に優しくされたり気遣ってもらった経験がなかったので、婚活中から新鮮な気持ちでした」こうおっしゃっていたのは、ブライダルゼルムをご成婚退会された50代女性様。夫と死別する前は、仕事中心でいつも厳しい言葉をぶつけてくる夫について、「男の人はこういうものだ」と考えていたそうです。

それがモラハラだったんだとご自身で理解したのも、死別後の事で、結婚生活は我慢ばかりしてきたものの、死別後、幸いお金をしっかり残してくれたので、経済的な苦労をせず、心機一転して婚活後、成婚退会されました。

まもなく60歳になるという節目もあり、死別して2年後というわりと短期間で婚活をスタートしていらっしゃいました。ご本人の希望で、入籍はせず事実婚状態です。

②妻の看病生活から解放され婚活をスタートした60代男性のケース

「難病指定の妻の看病生活に6年も費やしました。看病のために仕事も在宅可能な仕事だけで済むように切り替えました。死別して悲しかったけれど、正直自分も疲れ切っていて、『やっと自由になれる』という思いが強かったです。ただ独りは寂しくパートナーが欲しいと入会を決意しました。」(62歳男性)

6年は長いですね・・・ただこういったケースも珍しくなく、ご両親の介護で婚期が遅れるというケースもよく伺います。

③番外編:「夫が死んでせいせいした!」という60代女性のケース

こちらはブライダルゼルムのお客様ではなく、私がプライベートでお会いした60代女性のお話です(笑)

もう子供たちも独立して結婚しているし、夫が定年を迎えたら、熟年離婚しようと長年考えていたところ、夫が急死。女性関係に悩まされ、夫婦仲が良いとはいえないまま結婚生活を送っていたので、定年退職後にずっと二人で家で生活することがいやで仕方なかったそうです。

「再婚なんて絶対したくない!今さら男の人と生活なんて面倒だから嫌!孫の成長と趣味を楽しんで生きていくワ」こういう方もいらっしゃるんです。

伴侶を亡くすことが不幸ではない場合もある

夫婦の在り方は本当に様々。必ずしも伴侶を亡くすことが不幸ではない場合もある、ということもあります。

死別をご経験された方にネガティブなイメージを持たれている方は、このあたりの想像力が広がらず、「死別=引きずってる」と思い込んでしまい、かえってご自身の出会いの幅を狭めてしまっている事もあるんです。

私たちブライダルゼルムのアドバイザーは、必ずしも死別し憔悴しきっているお客様ばかりとお会いしているわけでもなく、死別して晴々とした気持ちで人生の再スタートのために婚活するシニアの方も数多くお会いしています。

同じようなお気持ちの方で、結婚相談所で婚活をご検討中の方は、お気軽にカウンセリングへお越しください。最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり17年。シニア世代の婚活を中心に様々な情報を本ブログにて発信中。昨今はシニア婚活有識者として、様々なメディアでも話題。『現代ビジネス』田原総一朗氏との誌上対談、女流作家中村うさぎ氏との対談のほか、女性紙でのコラム執筆など、メディア取材履歴はこちら

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