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55歳女性会員様の交際中のご相談~文字のやり取りは感謝や気遣いの言葉を添えて

こんにちは、東京・銀座で28年目、結婚相談所ブライダルゼルム婚活アドバイザー池三津です。

緊急事態宣言が発令されて以来、私自身も在宅ワークが多くなりました。4月開催のシニア出会いパーティーも全て休止することが決定となり、皆様とお会い出来ない状況が続いております。

自宅では、毎日会員様のお申込みのお取次ぎや交際状況についての確認、今後のオンラインお見合いを想定してのシュミレーションなど、お客様と直接対面してお話しすることが出来ない分、お電話や会員サイト内でのメッセージ、メール、LINEの頻度が多くなりました。

ビデオ通話で女性会員様(55歳)の交際のご相談

先日、ある女性会員様(T様)とビデオ通話を使って結婚相談をしました。T様は、55歳。ご成婚退会予定のご交際相手がいらっしゃって、現在、プロポーズ待ちという状況です。

今月半ばにお相手男性からのプロポーズ頂ける予定になっておりましたが、現状直接お会いすることは出来ないので、プロポーズも少し先になってしまいそうなご状況です。

外出自粛中、ご交際相手との連絡頻度は?

T様:「お分かりの通り、彼は凄く不器用な方なので、一週間に2回程度メールが来れば良いほうかと思います。私は、彼に早くお会いしたい気持ちは伝えているのですが、あちらの気持ちは正直わかりません」

T様は、愛情表現があまり得意ではない彼に対して、以前は戸惑いを感じてらっしゃいましたが、それを受け入れることにしたようです。

T様:「前回、池三津さんに、プロポーズするつもりだという彼のお気持ちを確認していただいたので、それ以降は、彼の恋愛スタイルを尊重するようにしました。彼は、スマホも持っておらずまだガラケーを使ってますし、あまり通信機器に関心がないのだと思います。でもこないだ、彼から気遣いを感じられるメールをいただきました。」

不器用な彼の気遣いに素直に甘えれば良かった、と後悔

どんな内容かうかがってみると、「『コロナウイルスの影響で、お仕事の方も大変かと思いますが、トイレットペーパーやマスクは足りてますか?なかったら送ります』というような内容だったかと思います」とのことでした。

それに対して、T様は、申し訳ないという本心から『足りてますから送らなくて大丈夫です』と送信したそうです。

「でも、後から考えてみたら、嘘でも『ありがとうございます。困っているので、送ってもらえたら嬉しいです』とお返事するべきでしたよね。女性として可愛くないなぁと、失敗しました」

そんなT様のご様子をうかがい、「彼のさりげない優しさや愛情を感じることができたのは、嬉しいですね。今からでも、『あの時はお気遣い頂いて嬉しかったです』と一言お礼を入れても遅くはないと思いますよ」とアドバイスしました。

メールやLINEは、文末に感謝やお相手を気遣う言葉を添える

メールやLINEなどの文字のやりとりは、受け取り側の解釈次第で意味合いが変わってくることもあります。文末に感謝やお礼、お相手に対して気遣う言葉を添えておくことも大事です。

特に、T様とご交際相手のお二人のように、直接お会いしたら、照れてしまい愛情表現ができないという方には効果的です。メールやLINEで後からフォローのつもりで、しっかりとお気持ちをお伝えする癖をつける事が交際を深めていくことに繋がります。

T様:「私達は、お互いに口下手なところがあるので、いつか誤解が生じて、交際終了になってしまうのではないかと心配しておりましたが、今後は素直な気持ちを伝える事を忘れないようにしたいです」

外出自粛中に感じたご交際相手の優しさ

思っていることが、お相手には伝わっていないという事は、実はよくあるものです。

長年連れ添ったご夫婦でさえ、「言葉でちゃんと言わなきゃ分からないでしょ」と、喧嘩になったりもします。

”親しき仲にも礼儀あり”という諺がありますが、結婚相談所のお見合いからご交際中のお二人というのは、出会って3ヶ月以内の間柄で、それほど親しくはありません。ですので、なおさらお互いに思いやりの気持ちを持たなければ、交際は進展していきません。

今回、T様のケースでは、「トイレットペーパーやマスクは足りてますか?なかったら送ります」というメールは、彼にとっては、勇気を出して送った愛情表現だったのかもしれません。

それに対して、「足りてますから送らなくて大丈夫です」では、冷たくドライな印象で、もしかしたら怒ってるのかなと思われてしまいそうです。

彼のご厚意に甘えない場合でも、例えば、「お気遣い頂き嬉しいです。ありがとうございます。今は足りてますが、もし今後足りなくなって困るようなことがあったら、お願いしても良いですか」というような表現ではどうでしょう。誰が見ても誤解のない文章を心掛けることが交際を進展させる鍵になります。

外出自粛中で、なかなかお会いできない状況とはいえ、T様はご交際相手のささやかな愛情表現を感じることができました。そして、婚活アドバイザーとこんなふうに会話することによって、ご自身の言動を振り返り、今後に生かすことができます。

結婚相談所ブライダルゼルムではこのような婚活サポートを大切にしております。最後までお読みくださり、ありがとうございます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり17年。シニア世代の婚活を中心に様々な情報を本ブログにて発信中。昨今はシニア婚活有識者として、様々なメディアでも話題。『現代ビジネス』田原総一朗氏との誌上対談、女流作家中村うさぎ氏との対談のほか、女性紙でのコラム執筆など、メディア取材履歴はこちら

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