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お見合い結婚の熟年夫婦の新生活~お金事情や60代熟年夫婦のケースなど

東京・銀座の結婚相談所ブライダルゼルムのアドバイザーの松田です。厳しい暑さも少し和らいだ感じですが、コロナ禍の中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

結婚相談所で婚活中の50・60代女性が、交際相手について知りたいこと…実は「結婚してからどれくらいのお金で生活しなきゃいけないのか」ということです。現実的ですよね(汗)。

結婚は「生活」ですので、お金についての問題は、女性にとって一番気になる部分というのは分かりますが、中には「結婚したら男性のお金は自分のお金でもある」と勘違いされている女性もいらっしゃいます。

熟年夫婦の家計を握っているのは妻

先日、『Yahoo!ニュース』に、結婚30年以上の50・60代の熟年夫婦の家計調査が出ておりました。

参考記事:熟年夫婦が後悔した、若いうちにやっておけばよかったこと。2位「運動」1位とは

その調査の中で、お財布を握り家計を管理しているのは、『妻:45%・夫:24.8%』という割合で、7割以上の夫が、それについて概ね満足しているとのことでした。しかし、これは30年以上も一緒に生活をされてきた熟年夫婦のデータです。結婚相談所で出会った熟年カップルのお財布事情はどうでしょうか?

当社で成婚退会された、50人の50・60代のご夫婦にお聞きしたところ、奥様にお金の管理をすべて任されているご夫婦は、なんと3割ほどしかいませんでした。共働きが増えている昨今では、お財布は夫婦で別々という家庭も珍しくありません。

成婚退会前に気になる『生活費の金額』

熟年結婚(事実婚も含む)の男性の資産は、女性とお知り合いになる前に形成されたものです。そして、熟年結婚後、資産形成をして資産が増えていくという事は、ほとんどありません。老後は、年金と手持ちの資産をうまく運用していきながら、消費していくばかりとなります。

結婚経験のある婚活女性は、「前の夫は、全部私(妻)にお金の事を任せてくれていたので、できれば再婚後もそうしてもらいたい」とお考えの方も多いです。女性の本音はそうなのだと思いますが、結婚相談所で成婚退会された熟年夫婦のお財布事情の統計を見て分かる通り、現実は、中々思い通りにはなりません。

男性の年収が相当額あっても、生活費として渡してもらえるのは15~20万円ぐらいが一番多いようです。家賃も無く、食べるだけならこのくらいの金額でも十分だと思いますが、それを聞いた成婚前の女性はどう感じるでしょうか?「少ない…成婚やめようかな・・・」と、一瞬そんな気持ちになると思います。

成婚退会前に、生活費はどの範囲までを指すのかなど、おおまかなお金についてのすり合わせも大切です。

お見合い結婚された60代熟年夫婦のケース

ブライダルゼルムでご成婚退会された、60代の熟年夫婦の例をご紹介します。ご結婚されて7年目になります。ご主人の年金月25万を生活費として、通帳を奥様に預けています。それ以外の保険料・税金・旅行・外食代などは、ご主人が出して気楽に暮らされています。

結婚して3年経った頃から、相続対策の為、夫から年100万ずつ奥様の口座に移し、財産の目録を作り、相続の公正証書を作ってくれたそうです。これは、奥様が欲を出さず、毎日の生活を楽しみながら家事もきちんとこなし、ご主人からの信頼を勝ち得たからだと思います。

まとめ

結婚相談所で婚活をされ、成婚退会までスムーズにいくシニア世代のカップルは、女性からお金のお話を一切しません。一生懸命男性に尽くしてあげれば、それが後にすべて自分に返ってきます。あまり先走って、男性に要求ばかりして、「ああしてほしい・こうしてほしい」は言わないこと。「ああしてあげたい、こうしてあげたい」と男性に思ってもらえるような、魅力的な女性になることを目指しましょう。それが婚活成功の近道です。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

松田 恵子(ブライダルゼルムアドバイザー)

平成5年ブライダルゼルムを創立。30周年を迎え、これまで4500件以上のイベント、出会いパーティーの開催に携わり、さらに更新中。NHKはじめ民法の各局で取材を受け、シニア婚活ブームの火付け役。シニアセンスアップセミナーなど現場の経験値を生かし開催中。

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