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【立花えりこ×中村うさぎ対談Vol.5】50歳過ぎても掴める結婚のチャンス!木嶋佳苗の女子力を見習う!?

ブライダルゼルム代表の立花えりこが、女流作家・エッセイストの中村うさぎさんと、シニア婚のあんな事やこんな事について対談させていただきました。そちらの内容を連載でお届けいたしますので一読いただけたら幸いです。

これまでの対談シリーズはこちらです。

ブライダルゼルム代表:立花えりこ

シニア婚活ブームの火付け役!50代からの婚活を200組以上手がけたアドバイザー

女流作家・エッセイスト:中村うさぎ

現連載情報「うさぎとマツコの往復書簡」「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話

そうだ、女子力っていえば、婚活の仕事をしてる人にこんな話をするのはあれかと思うんですけど、木嶋佳苗(※)っていたじゃないですか。

※木嶋佳苗:2007年から2009年にかけて発生した首都圏連続不審死事件の死刑囚。婚活を利用した事件であることから、婚活殺人事件とも呼ばれる。

ああ、当時よく取材受けました(笑)。

婚活詐欺みたいに言われてたけど、あのときの被害者の男性って高齢の方もいたし、そこまで高齢じゃないんだけど、女性にモテるタイプじゃない男性とか、そんな感じだったじゃないですか。

ですね。

そこそこ資産持っているんだけど、女性にモテるタイプじゃないから今まで結婚に縁がなかったような男性とか、あとは老人で世話してくれる女性が欲しいみたいな人とか。そういう人たちを次々に引っ掛けて金出させて、最後は殺してたわけだよね。あれもひとつの「女子力」なんだろうけど、問題は彼女が美人でも何でもないって事で。

あの事件の後、女性の入会者がすごい増えたんですよ。

マジか。木島佳苗にできるなら私にもできるって思ったのかな、みんな。わかるけど(笑)。

あのニュースを見て、あの木嶋佳苗さんって人が特別な美人でもなく、どこにでもいる、ほんわかしたぽっちゃり女性みたいな感じだったので……。

いやあ、どこにでもいるってレベルじゃないでしょ、あれは。滅多に見かけないほどの巨体でしたよ。

(笑)。あの写真を見て、この女性があんなに男の人を手玉に取れるんだったら、自分もいけるんじゃないかって思ってなのか、お問合せが本当に多かったです。

おお。婚活業界に予想外の木嶋佳苗効果が!

ちょうどその後くらいに「後妻業の女(※)」って映画もあったじゃないですか。ちょうどその映画にもアドバイザーとして参加したんですけど、あれはあれで結婚相談所はいい使われ方してないんですけど、でも死ぬまでに幸せな思いできたからよかったじゃないみたいなワンシーンもあって。結果として後妻業になっちゃったけれども、幸せな時間があったんならよかったんじゃないのって、私も思うんですよね。

※後妻業の女:直木賞作家・黒川博行の「後妻業」を、大竹しのぶと豊川悦司の共演で映画化した作品。

そうなると女性って、そりゃあ女らしかったりきれいだったり、アドバンテージが高いほうがいいに決まってるけど、そこそこ普通でも男性の心をつかむチャンスもあるし、なんなら金持ちの旦那をゲットするチャンスも、たとえ50歳を過ぎてもあり得るということなんですね。

本当そうなんですよ。木嶋佳苗さんのお料理とか、そういう女性らしさで男心をつかまれちゃったんじゃないですか。

ああ、お料理得意だったみたいね。私、肉じゃがつくって男にプレゼントする女とかめっちゃバカにしてたんだけど、そうか、最後に笑うのはそういう女か(笑)。つまんねー世の中だな。

でも胃袋つかむって大事ですよね。

みたいね。自分が料理作れないから思うんだろうけどさ、そんなちまちま料理とか作って胃袋つかんで、どんだけ高レベルの男が手に入るっていうの、ふん、みたいに思ってたね。現に木島佳苗が胃袋つかんで金吸い取った男たちなんて、みんなが羨むようなイケメンでも何でもないし。

まぁでも、熟年男性が求めるの、お料理が大きいですね。

結局のところ、そこに落ち着くのかな。家庭的っていう。

うん。

じゃあグレーヘアでもいいじゃん、料理上手けりゃ。って、そうもいかないのか。

結婚したらヘアカラーやめてグレーヘアにすればいいんです。若い女の子もそうじゃないですか。ビジュアル系みたいな格好好きで黒いネイルする婚活女子がいたとして、でもそういう好きな格好は結婚してからでいいから、婚活中は誰にでも好かれる服装したほうが、結婚できる確率は上がっていくよってアドバイスしてます。

なるほどー。これからどんどん高年齢社会になっていくわけだから、シニア婚って増えていくと思うんですよね。

そうですね。

そうして、おじいちゃんもおばあちゃんも60歳超えても小綺麗にしてて、婚活とかしちゃって。今はまだちょっと60歳で婚活とか言ったら「ええっ」て驚く人もいると思うんだけど、ここから先はそれが普通になっていくんでしょうね、きっとね。

うん、そうですよ。昔はけっこう子供の婚活をと、親がお子さんと一緒に結婚相談所に行くパターンって多かったんですけど、今は子供が親を結婚相談所に連れてくる時代になりました。

お子さんが。お子さん的には親に再婚してほしいわけだ。

そうですね。たとえばお母さん元気だし若いし、まだチャンスがあるんじゃないのとか、お父さん一人にしとくの心配だから誰かいてほしいとか、親子ご一緒に話聞きに来る人も増えたし。あと、親子で婚活してる方もいらっしゃいます。

ほう、親子で。やっぱ今の老人は若いなぁ。

vol.6へ続く・・・

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり20年。シニア世代の婚活を中心に、様々な情報を本ブログやYOUTUBEにて発信中。

昨今はシニア婚活有識者として、女性誌でのコラム執筆や、 『現代ビジネス』誌上における田原総一朗氏との対談、女流作家中村うさぎ氏との対談の他、様々なメディアで話題に(メディア取材履歴はこちら)。シニアの成婚実績は1,300組以上。

2024年10月には、書籍『ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい』を出版(Amazon販売ページこちら)。多岐に渡り活動中。

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ねこかわ結婚相談所>ひとりよりふたりでいきたい

ねこかわ結婚相談所ひとりよりふたりでいきたい

立花えりこ著

シニア専門結婚相談所「ねこかわ結婚相談所」の猫川えり子が担当するシニア世代のお客様と織りなす、シニア婚活マンガ。お読みいただいた方がほっこり優しい気持ちになれる、そんな心温まる7つの婚活エピソードをご紹介しています。

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