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【立花えりこ×中村うさぎ対談Vol.4】シニア世代も女子力が婚活成功の秘訣

ブライダルゼルム代表の立花えりこが、女流作家・エッセイストの中村うさぎさんと、シニア婚のあんな事やこんな事について対談させていただきました。そちらの内容を連載でお届けいたしますので一読いただけたら幸いです。

ブライダルゼルム代表:立花えりこ

シニア婚活ブームの火付け役!50代からの婚活を200組以上手がけたアドバイザー

女流作家・エッセイスト:中村うさぎ

現連載情報「うさぎとマツコの往復書簡」「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話

これまでの対談シリーズはこちらです。

成婚退会後の離婚に至るケースとは?

なるほど、そういうもんかねぇ。立花さんのところでシニア婚成立したものの、その後離婚というケースもあるんですか?

ありますね。たとえば女性の浪費癖だったり、あとは男性が超ケチとか。

どっちもどっちだ(笑)。

主婦の楽しみって、今月生活費をもらって食費だったり、色々その中でうまくやりくりして、ちょっとへそくりするのも楽しみじゃないですか。それなのに、一日500円とか、きっちり渡すみたいなケチケチタイプの男性は女性も息が詰まっちゃうから、離婚に至るケースありましたね。

そういうのって結婚する前にはわからないものですか?

成婚退会する前に、資産開示だったり、月どれくらいの生活費だったらやっていけるかなど、これくらいでという目安は必ずあるはずなんですよ。だけど、それをしないで成婚退会しちゃった方は、わりとそういうトラブルになりがちですね。

事実婚における婚前契約

今アメリカなんかでは、婚前契約みたいなのをちゃんと交わすカップルも増えてきてるじゃないですか。日本ではあまり聞かないけど。

たまにシニア結婚でもありますよ。事実婚の場合とか。

お互いの条件を出し合ってすり合わせる作業は必要ですよね。

なんですけど、女性の方も、男性から婚前契約書をもらって、引いちゃうケースもあるんですよ。まぁ、条件合わなかったら、そこから相談していけばいいんですけど、それで一気に気持ちが冷めちゃったり。それで破談になったことがあって。でもやっぱり男性の方が彼女を諦めきれなくて、何が嫌だったのか、その契約書で気になるところ全部直すからってより戻して、成婚した方もいました。

どうしても結婚したかったわけね、その女性と。よっぽど惚れてたんだ。

うん。結局、そのお二人はうまくいってますよ。全部彼女のいいように条件をまとめ直してくれて。

まんまと彼女のペースに(笑)。

そうやって女性が男性を動かすことはすごく大事で。男性も最初はいろんな希望があるんですけど、男の人って、なるべく好きな女性の希望を聞いてあげたいものじゃないですか。最初から合致させようとしすぎると大変だから、女性は男性の気持ちをまず掴んで、男性を動かすくらいの気持ちでいないと難しくなりますね。

そうか。さっき言ってた「女性は選ばれた方が有利だ」ってのは、そういう事ね。媚びだろうか何だろうが、男の心を掴んでしまえばこっちのものっていう……。

そうなんです。

最終的に主導権を握るのは女性?

でも、その逆はないんですか? 男性が女性の気持ちをつかんで、自分の意のままに女性を動かすようなことは。

女性を動かすって、たとえば経済的なことだったり、家の場所だったり、持ち家の男性はリフォームなど、全部男性がやんなきゃいけないことなので、女性ってそんなに男性のために、当初の希望をガラッと変えて譲歩するというパターンはあんまりないですね。

つまり、資産とか持ってれば持ってるほど、女性に対して優位になって厳しい条件を突きつけてくるんじゃないと思ったんだけど。

そうでもないですよ。

結局、なんだかんだいって、女性に主導権があるんですかね?

そうですね。ただ、もちろん男性に主導権があるにはあるんです。男性のお金だったり資産だったりするわけだから。だけど、それを女性がどう動かすか。

つまり、資産のある男性には人気が集まるわけだから、その男性の心をいち早く掴んで、自分のいいように持っていくのが女性のスキルなわけ?

そうですね。それが婚活力ですよと言ってます。たとえば最近だと、都内の外れの方に住んでる男性がいて。結婚したらそこで奥さんと一緒に暮らすつもりだった。ところが、女性は都心に住んでいて、田舎にはちょっと住めないなって思っちゃったんですね。だけど彼は貯金が3億くらいあったんですよ。お金すごい持ってて条件いいけど、でも自分はそこには住みたくない。

私も嫌だな、そんな田舎。いくら金があってもどこにも遊びに行けないじゃん。

じゃあどうするかとなった時に、男性は既に彼女にすごく夢中になっちゃってたんですね。彼は62、3歳だったんだけど、今の仕事は65歳までする予定だから、65歳になったら田舎の家を手放して仕事もやめて身軽になって、都心に中古マンションを買って暮らそう。そんなふうに男性は気持ちがパッと変わっちゃったんですね。

ふおおお。

で、今は都心にマンション買って、男性は通い婚みたいな感じで、週末だけこっちで過ごすみたいな感じでやってます。とりあえず2、3年はこの状態で、退職したら完全に引っ越してきてこっちで老後を過ごすと。それができるのも、お金があればこそ。無い袖は振れないじゃないですか。だから、そうやって男性が自分からプランを変えていくように仕向けるのも大事だよって言ってます。

経済を握っている男性が優位に見えて、実際の支配者は、彼を女の魅力で操る彼女ってわけか。だから「女を磨いて男の心を掴め」と……ふーむ、婚活恐るべし。やっぱ「女子力」最強かよ(笑)。

(笑)

vol.5へ続く・・・

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり20年。シニア世代の婚活を中心に、様々な情報を本ブログやYOUTUBEにて発信中。

昨今はシニア婚活有識者として、女性誌でのコラム執筆や、 『現代ビジネス』誌上における田原総一朗氏との対談、女流作家中村うさぎ氏との対談の他、様々なメディアで話題に(メディア取材履歴はこちら)。シニアの成婚実績は1,300組以上。

2024年10月には、書籍『ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい』を出版(Amazon販売ページこちら)。多岐に渡り活動中。

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ねこかわ結婚相談所>ひとりよりふたりでいきたい

ねこかわ結婚相談所ひとりよりふたりでいきたい

立花えりこ著

シニア専門結婚相談所「ねこかわ結婚相談所」の猫川えり子が担当するシニア世代のお客様と織りなす、シニア婚活マンガ。お読みいただいた方がほっこり優しい気持ちになれる、そんな心温まる7つの婚活エピソードをご紹介しています。

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