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【シニア男性向け】子供のいない死別男性が再び幸せになるために〜婚活の始め時から再婚後の暮らしまで

こんにちは。東京・銀座の結婚相談所ブライダルゼルム、代表の立花えりこです。シニア婚活専門の仲人として20年以上、中高年世代の婚活やパートナー探しをサポートしています。

これまでも死別婚活に関するお話や、死別を経験された方のインタビューなど、死別関連のテーマを度々取り上げてきましたが、今回はより限定的な方に向けた実用的な内容です。対象となるのは、配偶者と死別し、お子さんもおらず、おひとりになられた男性です。

仕事柄、そうした方とお会いする機会が多くあります。皆さん、それまで婚活や結婚相談所とは無縁の世界で生きてこられた方がほとんどで、相当な勇気を出してご相談にいらっしゃいます。そうした方々の姿を見て、動画や記事でもお伝えできることがあるのではと感じ、今回の内容をまとめました。

この記事では、子供がいないご夫婦が死別された後にどのような状況になりやすいか、婚活を始めるまでの期間の目安、結婚相談所での婚活の実際、そして再婚後の様子について、当相談所で見聞きした内容をもとにお話しします。

子供がいない男性が死別した後の世界

子供がいないご夫婦にとって、死別は最も避けたい出来事のひとつです。そうした方とお会いする機会が多いからこそ、実情をよく理解しているつもりですが、子供がいないご夫婦が死別された際の心の穴は、とても大きなものです。

パートナーは、妻であると同時に恋人であり、親友であり、家族でもあります。何をするにも一緒に過ごし、お互いの人間関係にも深く関わりながら、何十年もの夫婦生活を送ってこられたわけですから、死別によって世界が一変したように感じるのも当然です。

お子さんがいらっしゃる方であれば、その存在に支えられることもあります。お仕事をされている方であれば、仕事中は気が紛れることもあるでしょう。それでも、夜や休日になると気持ちが沈んでしまうものです。年金生活の方は時間に余裕がある分、そうした支えがなく、余計に落ち込んでしまう傾向があります。

70代死別男性の事例

以前の動画でインタビューにご協力いただいた70代の男性は、死別後、話す機会が極端に減ったことで、声帯の動きが悪くなり、声が出しにくくなったとお話しされていました。

こうした傾向は女性よりも男性に強く見られ、生活能力の差が大きく影響していると感じています。食事、家事、家計の管理、物の置き場所といった細かいことまで、妻に頼っていた部分が大きいほど、死別後の穴も大きくなります。特に妻を突然亡くされた男性ほど、大きな動揺を見せる傾向があります。

眠れずに一時的に心療内科にかかるようになった方もいらっしゃいました。死別によるダメージは、お子さんの有無や、現役か引退しているかにかかわらず、大きいものだと感じています。

妻と死別された高齢男性の調査結果

実際、千葉大学の調査でも、妻と死別した高齢男性は、死別後3〜4年で死亡リスクが約1.9倍、4〜6年で認知症のリスクが約2.3倍になるというデータが出ています。一方、夫と死別した女性には、こうしたリスクの上昇は見られませんでした。研究者は、高齢男性は仕事中心の生活を送ってきたケースが多く、心身のサポートを配偶者に依存している傾向があるのではないかと分析しており、これは現場で感じている実感とも一致します。

こうしたデータがあるからこそ、新しい生活のリズムを作り、人と関わる機会を持つこと自体が、ご本人の心身を守ることにもつながると考えています。婚活は、お相手探しのためだけでなく、生活そのものを立て直すきっかけにもなり得るものです。

死別を経験されると、他の死別経験者がどのように過ごしているのか気になり、死別やグリーフに関する本や動画に触れる方が多いようです。死別経験者の集まりについて情報収集を始めたりする中で、これまで縁のなかった婚活や結婚相談所というものに出会うケースも少なくありません。

長年ずっと二人で過ごしてきた分、これから一人で生きていくという選択肢自体が、ご本人の中にそもそも存在しないという方も多くいらっしゃいます。

婚活を始めるまでの期間について

四十九日を過ぎた頃から動き出す方が多い

当相談所にいらっしゃる方を見ていると、高齢であるほど、婚活を始める時期が早い傾向にあります。一周忌を迎える前の方もいれば、三回忌を終えて気持ちの区切りがついてからという方もいらっしゃいます。

死別から49日までは、手続きなどで忙しい時期でもあります。本当につらくなるのはそこからで、そのタイミングでカウンセリングにいらっしゃる方も多くいます。

多くの方が口にされるのが、「こんなに早く婚活を始めて大丈夫でしょうか」という不安です。一周忌を迎える前からお相手探しを始め、入籍は一周忌が終わるまで待つという形で交際を進めるカップルも少なくありません。婚活を始める時期については、あまり気にされなくて大丈夫だとお伝えしています。

それよりも、お伝えしておきたいのは、亡くなった奥様に申し訳ない、後ろめたいという気持ちをお持ちの方へのお話です。

亡き奥様への申し訳なさは持たなくていい

これは当相談所の持論になりますが、亡くなった方は皆、天国で苦しみのない世界で穏やかに過ごしていると考えています。亡くなった方が心残りに思うのは、残していく夫のことです。お子さんがいない場合は、なおのこと「一人にしてごめんね」という思いがあるでしょう。

残された夫が、いつまでも途方に暮れ、毎日恋しがって苦しんでいる。仏壇の前で毎晩手を合わせ、「なぜ先に逝ってしまったのか」と涙を流している。誕生日も結婚記念日も、二人で訪れた思い出の場所も、すべてがつらい記憶に変わってしまっている。それは、亡くなった奥様にとっても、一番つらいことなのではないかと思うのです。

もし立場が逆だったらと想像してみてください。自分が先に亡くなり、残された妻が何年経っても笑えず、誰とも話さず、食事もままならないまま痩せていく姿を、天国から見ていたとしたら。「そんなに苦しまないでほしい」「ちゃんと笑っていてほしい」と、きっと思うはずです。

だからこそ、残りの人生で自分自身が笑い、誰かと温かい食卓を囲み、「幸せだ」と思える瞬間を増やしていくこと。それこそが、パートナーへの最大の供養になると、私は本気でそう考えています。

実際、私自身も夫に「もし私が先に亡くなったら、変に義理立てせず良い人を見つけてほしい。私も、もしそうなったらすぐに再婚するつもり」と、今から冗談半分、本気半分で伝えています。結婚生活の幸せを知っているからこそ、一人で生きていく姿を想像できないというのが正直なところです。

悲しみを忘れてほしい、早く乗り越えてほしいという話ではありません。悲しみは悲しみのまま、ずっと胸に抱えていていいのです。その上で、もう一度、自分自身の人生を生きていく。それを、きっと奥様も望んでいるはずだと、私は思います。

ですから、そこに申し訳なさや罪悪感、不誠実であるかのような気持ちを持つ必要はありません。

結婚相談所での婚活の実際

身軽さが女性にとっての安心材料に

子供のいない死別男性が結婚相談所で婚活を始めると、どうなるのか。あくまで当相談所を卒業された会員様をもとにした傾向ですが、結論として、婚活を始める決断も早く、成婚までの期間も短い方が多いです。

まず、お子さんがいない分、身軽であることが挙げられます。年齢的にご両親がすでに他界されていたり、ご兄弟程度しか身内がいないケースも多く、これはシニア世代の婚活女性にとっては安心材料のひとつです。

誠実さとひたむきさがお相手の心を動かす

また、基本的に誠実な方が多いという特徴もあります。当相談所にいらっしゃる死別男性は、奥様一筋で真面目な方が多い印象です。恋愛経験が少なく、純粋な方が多いため、お見合いやデートにも丁寧に、一生懸命に取り組まれます。その初々しさやひたむきさが、お相手の女性の心を動かすことも多いようです。

素直さが仲人のサポートと相性抜群

長らく女性とのお付き合いから遠ざかっていた方が多いため、手探りで婚活を始められる方がほとんどです。だからこそ、様々な面でアドバイスやサポートを受けられる結婚相談所での婚活と相性が良いと感じていますし、サポートのしがいもあります。婚活経験や交際経験が豊富な方は、かえって自己流になりがちですが、素直でアドバイスの再現性が高いことも、成婚が早い理由のひとつです。

老後資金の備えも信頼につながる

これはあくまで当相談所でお預かりした方々を見ての印象ですが、お子さんの教育費がかかっていなかったこともあってか、老後資金をしっかりと準備されている方も多い傾向があります。老後の生活に不安がないという点も、女性にとっては安心材料となります。

マッチングアプリより結婚相談所が向いている

一方で、こうした方がマッチングアプリなどを利用すると、人の良さゆえに思わぬトラブルに巻き込まれないか、心配になることもあります。だからこそ、仲人という第三者の目が入る結婚相談所との相性の良さを感じています。

再婚後に取り戻す穏やかな暮らし

当相談所のインタビュー動画でも、死別後の婚活体験について何名かの方にお話しいただいていますが、皆さん、幸せそうに過ごされている様子が印象的です。「よく眠れるようになった」「元気になった」「若返った」といった声も多く、亡くなった奥様を夫婦で偲びながら、以前のような穏やかな暮らしに戻れたと実感されている方が多いようです。

一人での生活から再び二人の生活に戻れたことへの安堵や、孤独感から抜け出せたという充足感があるのだと感じています。

おわりに:「一人で生きるしかない」と思わないでください

今回はかなり限定的な層に向けた内容になりましたが、特に「婚活することへの申し訳なさ」についてお話しした部分は、お子さんがいらっしゃる死別経験者の方にもぜひお伝えしたいことです。

奥様を亡くされ、お子さんもいない。これから先、ずっと一人なのだろうかと感じている方に、「一人で生きるしかない」とは思わないでいただきたいのです。奥様との結婚生活が幸せだったことと、これからもう一度誰かと幸せになることは、決して矛盾しません。むしろ、一度結婚の幸せを知った方だからこそ、もう一度二人で暮らす幸せを求めてもいいのではないでしょうか。

とはいえ、何十年ぶりの恋愛です。何から始めればよいか分からなくて当然です。

ブライダルゼルムでは、こうした死別後の婚活のサポートも数多く行ってまいりました。まだ婚活を始めると決めていなくても構いません。今のお気持ちをお話しいただくだけでも結構ですので、よろしければ一度ご相談ください。

動画でもご覧いただけます

【妻と死別・子供なし】独りになった50代・60代シニア男性へ
立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり22年。シニア世代の婚活を中心に、様々な情報を本ブログやYOUTUBEにて発信中。

昨今はシニア婚活有識者として、女性誌でのコラム執筆や、 『現代ビジネス』誌上における田原総一朗氏との対談、女流作家中村うさぎ氏との対談の他、様々なメディアで話題に(メディア取材履歴はこちら)。シニアの成婚実績は1,300組以上。

2024年10月には、書籍『ねこかわ結婚相談所 ひとりよりふたりでいきたい』を出版(Amazon販売ページこちら)。多岐に渡り活動中。

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ねこかわ結婚相談所>ひとりよりふたりでいきたい

ねこかわ結婚相談所ひとりよりふたりでいきたい

立花えりこ著

シニア専門結婚相談所「ねこかわ結婚相談所」の猫川えり子が担当するシニア世代のお客様と織りなす、シニア婚活マンガ。お読みいただいた方がほっこり優しい気持ちになれる、そんな心温まる7つの婚活エピソードをご紹介しています。

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