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【成婚退会1年後】50代ご夫婦の結婚生活①~不満解決法・生活費・寝室・ご家族との交流など

こんにちは、東京・銀座で31年、結婚相談所ブライダルゼルム代表の立花です。

「成婚退会してすぐよりも、実際に結婚生活を送ってからのお話も、これから成婚される方の参考になるのでは、と思います。立花さんのブログは、本当に参考にさせていただいたので、少しでもお力になれる事があれば、何でもお答えします!」

このようなありがたいお申し出をいただき、一年前に成婚退会された50代ご夫婦が、銀座サロンにお越しくださいました。

成婚退会後、お会いするのは初めてです。ご結婚準備や、女性側のお子様の出産のお手伝い・コロナ禍もあり、一年後のプロポーズ記念日の日に、お二人で挨拶にお越しくださいました。

◆女性:M子様(57歳)
・再婚生別子供あり
・パート

◆男性:K様(55歳)
・再婚死別子供なし
・大手企業勤務

改めて、当時のお付き合いを振り返って感じたこと、成婚退会後の流れや結婚生活について、お言葉に甘えて、深堀りしてあれこれご質問させていただきました。

成婚退会後~現在に至るまで

  1. 7月:交際三ヶ月で成婚退会
  2. 退会後にお互いの家族に紹介
  3. 10月:退会して3ヶ月後に、男性のお家にお引越し
  4. 10月:同月に入籍
  5. 11月:沖縄離島へ新婚旅行
  6. 12月:フォトウェディングを撮影

2人暮らしして9ヶ月、とても幸せそうなご様子。「婚活中のシニア世代の方が知りたいのは、どんな事だろう!?自分はどんな事が不安だったかな」とご夫婦で色んな事を振り返ってくださいました。

「他人と一緒に生活できるのかな」という不安

私は娘2人と楽しく気ままに生活してきたので、「他人と一緒に暮らせるのか」が婚活中からすごく不安でした。彼がどうこうではなく、窮屈に感じたりしないかな、と色んな心配をしました。

実際に一緒に暮らしてみて、どうでした?

私の『取り越し苦労』でした(笑)例えば、起きる・寝る・食べるなどの生活時間は、以前と極端に変わったわけでもなく、気ままに暮らしています。考えすぎていたのかもしれません。

喧嘩や不満を感じた時はどう解決している?

ありがたいことに、一度も喧嘩した事がないんですよ

えっ!そうなんですか!?でも、一緒に生活してたら、些細な事でも気になる事は絶対出てくるじゃないですか。M子さんから何か言う事もないんですか?

私も全然ないんですよ。自分と違う事があっても、「人によって違うものだ」って思うので、気にしないですね。

自分が仕事で疲れて帰ってきた時は、自然と口数が少なくなるくらいで、怒る・いらっとするような出来事はないですね

お互いに大らかな受け止め方をされ、仲良く生活されているようです。

ご成婚退会された他のご夫婦にお話をお伺いしていると、

  • 相手から不満を言葉にされたら、ヒステリックにその場ですぐに言い返さない。
  • 何か不満がある時は、相手の機嫌が良さそうな時に柔らかく話す。

このような感じで衝突しないように意識されています。こういったほんの少しの気遣いで、お互いが毎日機嫌よく暮らしていける良い循環をまわせるようになります。

生活費やお金の事について

特に生活費は決めていなくて、買い物など普段使い用に妻にカードを渡しています。あとは現金を毎月10万は置くようにしているので、現金が必要な時はそこから使うようにしています。

カードがあれば、現金を使う場面はほとんどないですね。まだ活動中に、彼から、経済状況については、100歳まで生きる想定で(笑)細かく説明してもらっていたので、自分でも考えながらやりくりしています。

女性の仕事について

M子さんは、シフト勤務で、交際中はデートの日程決めも大変そうでしたが、結婚してお仕事は辞められたんですか?

パートに変更して週3回、前と同じ職場で働いています。家事と両立しながら、無理ない範囲で働いています♪

ご夫婦の寝室について

寝室は一緒です。というより、別々にする部屋がないので、一緒に寝るしかないですね

眠れなかったらどうしよう!って、寝室についても随分心配しました。実際は、これも取り越し苦労で慣れるものですね(笑)全然気になりません。

ベッドも同じですか?いびきとか気になったりもしません?

シングルベッドを二つ置いているので、寝返りで起きることもありません。

私は寝ちゃったら起きないですし、気になった事はないです。

お互いのご家族との交流について

M子さんのお嬢さんお二人とは、結婚後にご夫婦で会ったりはされているんですか?

G.W中に妻の長女夫妻と食事もしましたし、二人の娘さんとは良い距離感で仲良くしています。

成婚退会してすぐに、次女は出産したので、私がそっちのお手伝いで成婚退会後、なかなか彼と私が会えなかったんです(汗)あと、彼のご両親が、本当に温かくて素敵なご夫婦で、ご挨拶に伺うまではドキドキしていたんですが、良くしていただいています。

活動中の交際を振り返って

私は死別して20年以上、亡くなった妻以外の人とデートした事もなかったですし、真剣交際になるまでは、M子さんが自分をどう思っているのか全然わからなくて、すごく不安でした。不安になったら立花さんに連絡して、気持ちを落ち着けて・・・頼りになりました。

私なりには前向きなアピールはしていたんですけど、「『手応え』を感じさせてあげられていない」とアドバイスいただいてましたよね。それが婚活中、私に足りなかった事だったのよね~と振り返ると思います(笑)だから30人近くお見合いしたし、婚活は苦労しました。

彼女が
ニコニコと笑顔でいてくれても、心の中はどうなんだろう?とわからないとやっぱり不安でしたね。

男性ってストレートに伝えてあげないと、『察する』だったり『推し量る』のが苦手ですもんね。積極的にアプローチすることが怖かったり、傷つきたくないと臆病になる男性もいるので、『手応え』を感じさせてあげると、男性もアプローチしやすいです。

でも私も仮交際中に、『手作りクッキー』をプレゼントしたのは、彼だけだったんですよ!(笑)

手作りクッキー!?それは初めて聞きました。

言ってなかったかも・・・

「婚活で会った人に初めて作りました♡」まで言わないと、手作りクッキーを渡しても男性には伝わらないものですね(笑)

手を繋いだのはいつ?

実は私たち、交際中、手も繋いでなかったんですよ!(笑)

前の結婚生活でもそうしてこなかったので、『手を繋いで歩く』っていう感覚がなかったんですよ・・・

でもM子さんは繋ぎたいタイプですよね?

はい!今は繋ぐようになったけれど、スキンシップがないので、「なんでだろう?」と当時は不安になりました。成婚退会してから一ヶ月くらいして手を繋ぎました(笑)

お話は、気になるご夫婦のスキンシップへ続きます。

PART2でも、さらに色々掘り下げてお伺いしていきます。

立花 えりこ(ブライダルゼルムアドバイザー)

㈱Bゼルム代表取締役。業界最年少で婚活アドバイザーとなり17年。シニア世代の婚活を中心に様々な情報を本ブログにて発信中。昨今はシニア婚活有識者として、様々なメディアでも話題。『現代ビジネス』田原総一朗氏との誌上対談、女流作家中村うさぎ氏との対談のほか、女性紙でのコラム執筆など、メディア取材履歴はこちら

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